2017年度 日曜 朝の礼拝(新しい順)
義の太陽が昇る
マラキ書 3章19節~24節教会の暦では、今は、アドベント・待降節であります。来週は、イエス・キリストの御降誕を記念するクリスマス礼拝でありますが、今朝は、マラキ書より、その良き心備えをしたいと願っています。 はじめにマラキ…
モーセのとりなし
出エジプト記 32章15節~34節前回、私たちは、イスラエルの民が、モーセの帰りを待ちきれずに、金の子牛の像を造って、礼拝したことを学びました。古代オリエントにおいて、若い雄牛は力と豊かさを表し、しばしば、神々が若い雄牛によって表…
金の子牛
出エジプト記 32章1節~14節先週で、ローマの信徒への手紙を学びを終えました。来年からは、ヘブライ人への手紙を学びたいと願っております。それまでの間、何回かに渡って、出エジプト記から説教したいと思います。実は、夕べの礼拝におい…
強めることができる神
ローマの信徒への手紙 16章25節~27節2016年4月3日から、ローマの信徒への手紙を学び始めました。私たちは、およそ1年8ヶ月にわたって、主の日の礼拝ごとにローマの信徒への手紙を読み進めてきました。今朝は、その最後の学びとなります。 …
善にはさとく、悪にはうとく
ローマの信徒への手紙 16章17節~24節前回、私たちは、パウロの個人的な挨拶の言葉をとおして、ローマの教会がユダヤ人と異邦人から、奴隷と自由な身分の者から、男と女からなっていることを学びました。パウロは、ガラテヤの信徒への手紙で、「そこ…
互いに挨拶を交わしなさい
ローマの信徒への手紙 16章1節~16節今朝の御言葉は、大きく二つに分けることができます。1節、2節には「ケンクレアイ教会の奉仕者フェベの紹介」が記されています。3節から16節には、ローマにいるパウロの友人たちへの挨拶の言葉が記されてい…
パウロの祈りをきかれる神
ローマの信徒への手紙 15章22節~33節今朝は、ローマの信徒への手紙15章22節から33節より、御言葉の恵みにあずかりたいと願っております。 22節から24節までをお読みします。 こういうわけで、あなたがたのところに何度も行こうと思いな…
私たちを通して働くキリスト
ローマの信徒への手紙 15章14節~21節ローマの信徒への手紙の本論は、15章13節までと言われています。ですから、今朝の御言葉、15章14節以下は手紙の結びの言葉であります。15節に、「記憶を新たにしてもらおうと、この手紙ではところどこ…
希望の源である神
ローマの信徒への手紙 15章7節~13節以前に申しましたように、ローマの信徒への手紙14章1節から15章13節までは、一つのまとまりをなしています。ローマの教会には、食べ物のことで、争いが起こっておりました。そのことを取り上げて、パウロ…
キリスト・イエスに倣って
ローマの信徒への手紙 15章1節~6節今朝は、ローマの信徒への手紙15章1節から6節より、御言葉の恵みにあずかりたいと願います。 1節から3節をお読みします。 わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべ…
聖霊による義と平和と喜び
ローマの信徒への手紙 14章17節~23節ローマの教会には、何でも食べてよいと考える信仰の強い人と野菜だけを食べる信仰の弱い人がおりました。この手紙を書いている使徒パウロは、信仰の強い人でありました。パウロは14節で、次のように記していま…
愛に従って歩む
ローマの信徒への手紙 14章13節~16節ローマの教会には、信仰の強い人たちと信仰の弱い人たちがおりました。信仰の強い人たちは、何でも食べておりました。他方、信仰の弱い人たちは野菜だけを食べておりました。そして、互いに裁き合っていたのです…
わたしたちは主のもの
ローマの信徒への手紙 14章7節~12節ローマの信徒への手紙14章1節から15章13節までは、ひとつのまとまりをなしています。パウロは、そこで、ローマの教会に起こっていた問題について記しております。前回は、私たちは、1節から6節までを御…
主イエスのために
ローマの信徒への手紙 14章1節~6節今朝からローマの信徒への手紙の14章に入ります。14章1節から15章13節までは一つの大きなまとまりであると言われています。ここでパウロはローマの教会に起こっていた問題を取り上げています。パウロは…
主イエス・キリストを着なさい
ローマの信徒への手紙 13章11節~14節前回、私たちは、私たちが神様から愛の負債を負っていること。そのような者として、すべての人を愛することが私たちにとっての義務であることを学びました。神様から愛されている者として、自分を愛し、隣人を愛…
わたしを救ってくださる神
詩編 88編1節~19節ドイツの旧約学者であるクラウス・ヴェスターマンが書いた書物に、『詩編選釈』という書物があります(大串肇訳、教文館、2006年)。その書物においてヴェスターマンは、詩編を「ほめたたえ」と「嘆き」の二つに…
愛の負債
ローマの信徒への手紙 13章8節~10節使徒パウロはローマの信徒への手紙の12章以降で、イエス・キリストを信じている私たちがどのように生きるべきかを教えております。前回、私たちは、すべての権威が神様に由来すること。それゆえ、私たちは権威…
上に立つ権威
ローマの信徒への手紙 13章1節~7節今朝は、ローマの信徒への手紙13章1節から7節より御言葉の恵みにあずかりたいと願います。 1節をお読みします。 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神に…
平和に暮らしなさい
ローマの信徒への手紙 12章14節~21節パウロは、ローマの信徒への手紙の12章から15章に渡って、イエス・キリストを信じて教会の一員とされた私たちがどのように生きるべきかを記しています。今朝は、12章14節から21節の御言葉より、イエス…
霊に燃えて主に仕えよ
ローマの信徒への手紙 12章11節~13節先程は、ローマの信徒への手紙12章9節から13節までを読んでいただきました。前回は、9節、10節を学びましたので、今朝は、11節から13節までを御一緒に学びたいと願います。 11節をお読みします。…
偽りのない愛
ローマの信徒への手紙 12章9節~10節使徒パウロは、ローマの信徒への手紙12章以下で、イエス・キリストに結ばれて、教会の一員とされた私たちが、どのように生きるべきかを教えております。 前回、私たちは、神様が私たち一人一人に信仰の量りに…
一つの体を形づくる
ローマの信徒への手紙 12章3節~8節前回、私たちは、イエス・キリストを信じた私たちがどのように生きるべきかを学びました。1節、2節の御言葉から、キリストにおける新しい生活の原理・原則を学んだのであります。今朝はその続きである3節から…
あなたがたのなすべき礼拝
ローマの信徒への手紙 12章1節~2節今朝からローマの信徒への手紙の12章に入ります。ローマの信徒への手紙は、大きく2つに区分することができます。1章から11章までは信仰について、12章から16章までは生活について記していると区分する…
すべての人を憐れむ神
ローマの信徒への手紙 11章25節~36節ローマの信徒への手紙の9章から11章までは、イスラエルについて扱っている一つのまとまった記述であります。神の民であるイスラエルが約束のメシアであるイエス様を信じないで、拒み続けているのはなぜか?そ…
神の慈しみと厳しさ
ローマの信徒への手紙 11章11節~24節ローマの信徒への手紙の9章から11章までは、イスラエルの問題を扱っているまとまった箇所であります。神の民であるイスラエルが、約束の救い主イエス・キリストを信じないことをどのように理解すればよいのか…
恵みによって残された者
ローマの信徒への手紙 11章1節~10節前回私たちは、イスラエルがイエス・キリストを信じないのは、聞いたことがなかったからでも、分からなかったからでもないことを学びました。イスラエルはイエス・キリストの福音を聞いて、理解したうえで、福音…
良い知らせを伝える者
ローマの信徒への手紙 10章14節~21節前回、私たちは、心で神がイエスを復活させられたと信じ、口でイエスは主であると公に言い表すならば救われることを御一緒に学びました。旧約の預言者ヨエルが記しておりました通り、「主の名を呼び求める者はだ…
信仰の言葉
ローマの信徒への手紙 10章5節~13節前回、私たちは、イスラエルがイエス・キリストを拒み続けているのは、自分の義を立てようとして、神の義に従わなかったからであることを学びました。神様は、約束に従って御子を、ダビデの子孫として遣わされま…
律法の終わりであるキリスト
ローマの信徒への手紙 9章30節~10章4節前回、私たちは、焼き物師が同じ粘土から、一つを貴いことに用いる器に、一つを貴くないことに用いる器に造る権限があるように、神様にもある人々を怒りの器として、またある人々を憐れみの器として造る権限があ…
神の憐れみの器
ローマの信徒への手紙 9章19節~29節前回、私たちは、イサクとリベカとの間に生まれた双子の兄弟、エサウとヤコブの事例から、選びによる神の計画が人の行いによらず、お召しになる方によって進められることを学びました。神様は、自分が憐れもうと…
選びによる神の計画
ローマの信徒への手紙 9章10節~18節受難週、イースターと、しばらく、ローマの信徒への手紙から離れておりましたので、初めに、これまでのことを振り返っておきたいと思います。 パウロは、9章から、「イスラエルの選び」について論じております…
約束に従って生まれる子供
ローマの信徒への手紙 9章6節~9節前回、私たちは、パウロの深い悲しみと絶え間ない心の痛みについて学びました。パウロの深い悲しみと絶え間ない心の痛み、それは肉による同胞であるユダヤ人、イスラエルの民が、イエス・キリストを信じないで拒…
パウロの心痛
ローマの信徒への手紙 9章1節~5節今朝からローマの信徒への手紙の9章に入ります。先程、1節から5節までを読んでいただきましたが、それを聞いて、少し感じが変わったとの印象を受けられたのではないかと思います。ローマの信徒への手紙全体を…
輝かしい勝利
ローマの信徒への手紙 8章31節~39節前回、私たちは、聖霊が私たちの祈りを導いてくださること、また、聖霊自らが私たちのために執り成しの祈りをささげてくださることを学びました。私たちの心に宿っている聖霊は、言葉に表せないうめきをもって執…
聖霊のとりなし
ローマの信徒への手紙 8章18節~30節週報の報告にありますように、3月6日の夜10時37分に、I.Y姉妹が心不全で天に召されました。また、葬儀が3月8日の昼12時から、この所において行われました。わたしが司式をいたしましたが、フィリピの信…
目に見えない望み
ローマの信徒への手紙 8章18節~25節前回、私たちは、イエス・キリストを信じる私たちが神の子とする霊を受けて、神の子とされたことを学びました。私たちは神の子とする霊を受けたゆえに、「アッバ、父よ」と叫び、祈ることができるのです。神の御子…
神の子とする霊
ローマの信徒への手紙 8章1節~17節前回私たちは、イエス・キリストに結ばれている私たちの内には、神の霊である聖霊が宿っていること。聖霊は、キリストの霊でもあり、聖霊においてキリストが私たちの内におられ、私たちが神の御前に義とされ、神…
私たちの内に宿る神の霊
ローマの信徒への手紙 8章1節~11節パウロは、8章1節で、「従って、今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません」と宣言いたしました。ここで「キリスト・イエスに結ばれている者」とは、「キリスト・イエスにあ…
命をもたらす霊の法則
ローマの信徒への手紙 8章1節~11節先程は、ローマの信徒への手紙8章1節から11節までを読んでいただきましたが、今朝は8章1節から4節より、御言葉の恵みにあずかりたいと願っております。 パウロは、7章7節以下を「わたし」という一人称…
わたしの中に住んでいる罪
ローマの信徒への手紙 7章7節~25節前回、私たちは、7節から13節までを中心にして、律法と罪の関係について学びました。パウロが先ず明かとしたことは、「律法は罪ではない」ということであります。律法は神の掟でありまして、聖であり、正しく、…
律法と罪の関係
ローマの信徒への手紙 7章7節~25節先程は、ローマの信徒への手紙7章7節から25節までを読んでいただきましたが、今朝は7節から13節までをご一緒に学びたいと思います。新共同訳聖書は、7節から12節までを一つの段落としていますが、元の言…
律法からの解放
ローマの信徒への手紙 7章1節~6節今朝の説教題を「律法からの解放」と付けましたが、これは、2節と6節から取ったものであります。2節に、「結婚した女は、夫の生存中は律法によって夫に結ばれているが、夫が死ねば、自分を夫に結び付けていた律…
義の奴隷
ローマの信徒への手紙 6章15節~23節今朝は、ローマの信徒への手紙6章15節から23節より、御言葉の恵みにあずかりたいと願っております。 15節と16節をお読みします。 では、どうなのか。わたしたちは、律法の下ではなく恵みの下にいるの…
義のための道具として
ローマの信徒への手紙 6章1節~14節今年もローマの信徒への手紙を御一緒に読み進めていきたいと思います。 パウロは6章1節で、「では、どういうことになるのか。恵みが増すようにと、罪の中にとどまるべきだろうか」と記しました。これは、5章…
備えてくださる神
創世記 22章1節~19節私たちの教会では、年ごとにテーマと聖句を定めて歩んでおります。週報の表紙にありますように、今年、2017年の年間テーマは「神の摂理を信じて生きる」、年間聖句は「神を愛する者たち、つまり、御計画に従…