旧約聖書「箴言」に関する礼拝説教 19件
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旧約聖書「箴言」に関する説教要約 19件
箴言1章1節~7節
1:1 イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの箴言。 1:2 これは知恵と諭しを知り/分別ある言葉を見極めるため。 1:3 見識ある諭しと/正義と公正と公平を受け入れるため。 1:4 思慮なき者に熟慮を/若者に知識と慎みを与えるため。 1:5 知恵ある人は聞いて判断力を増し/分別ある人は導きを得る。 1:6 箴言と風刺を/知恵ある言葉と惑わす言葉を見極めるため。 1:7 主を畏れることは知識の初め。/無知な者は知恵も諭しも侮る。
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- 村田寿和 牧師
箴言1章8節~19節
1:8 子よ、父の諭しを聞け。/母の教えをおろそかにするな。 1:9 それはあなたの頭の麗しい花冠/あなたの首の飾り。 1:10 子よ、罪人が誘いをかけてきても/応じてはならない。 1:11 彼らはこう言うだろう/「一緒に来い。/待ち伏せして血を流してやろう。/無実の人を故なく狙おう。 1:12 陰府のように、生きたまま一呑みに/墓穴に落ちた者と全く同じようにしてやろう。 1:13 値打ちのあるものは残らず探し出し/戦利品で家を満たそう。 1:14 我々の仲間になって/財布も一つにしよう。」 1:15 子よ、彼らと共に道を歩んではならない。/彼らの行く道に踏み込まないよう慎め。 1:16 彼らの足は悪に走り/流血へと急いでいる。 1:17 翼あるものの目の前で網を広げるなど/意味のないことだ。 1:18 彼らは自らの血を流すために待ち伏せ/自らの命を狙うことになる。 1:19 これが不正な利益を求める者の末路/それを得た者の命は奪い去られる。
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- 村田寿和 牧師
箴言1章20節~33節
1:20 知恵は巷で喜び歌い/広場で声を上げる。 1:21 城壁の頂で呼びかけ/城門の入り口で語りかけて言う。 1:22 「いつまで思慮なき者は思慮のないことに執着し/嘲る者は嘲り続け/愚かな者は知識を憎むのか。 1:23 私の懲らしめを受け入れるなら/私の霊をあなたがたに注ぎ/私の言葉を知らせる。 1:24 だが呼びかけてもあなたがたは拒み/手を伸べても意に介さず 1:25 私の忠告にすべて知らぬ振りをし/私の懲らしめに応じなかった。 1:26 あなたがたが災いに遭うとき、私は笑い/恐怖に襲われるとき、私は嘲る。 1:27 恐怖が嵐のように襲うとき/災いがつむじ風のように起こり/苦難と困難があなたがたを襲うとき 1:28 その時に、彼らは私に呼びかけるが、私は答えない。/探し求めても、私を見いだすことはできない。 1:29 彼らが知識を憎み/主を畏れることを選ばず 1:30 私の忠告に応じず/懲らしめをすべて軽んじたからだ。 1:31 彼らは道端の果実を食べ/自らの計画に満足している。 1:32 思慮なき者の背きは自らを殺し/愚かな者の安らぎは自らを滅ぼす。 1:33 私に聞き従う人は安らかに暮らし/災いを恐れず、安心して過ごす。」
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- 村田寿和 牧師
箴言2章1節~22節
2:1 子よ、もし私の言葉を受け入れ/私の戒めをあなたの内に納め 2:2 知恵に耳を傾け/英知に心を向けるなら 2:3 さらに分別に呼びかけ/英知に向かって声を上げ 2:4 銀を求めるようにそれを尋ね/隠された宝を求めるようにそれを探すなら 2:5 その時、あなたは主を畏れることを見極め/神の知識を見いだすだろう。 2:6 まさしく、主が知恵を授け/主の口から知識と英知が出る。 2:7 主は正しい人には良い考えを/完全な道を歩む人には盾を備える。 2:8 裁きの道筋に従い/忠実な人の道を守るために。 2:9 その時、あなたは見極められるようになる/正義と公正と公平が/幸いに至る唯一の道のりであることを。 2:10 まさしく、知恵があなたの心に来て/知識が魂の喜びとなる。 2:11 慎みがあなたを守り/英知があなたを見守る。 2:12 あなたを悪の道から/偽りを語る者から救い出すために。 2:13 彼らはまっすぐな道筋を捨て/闇の道を歩み 2:14 悪をなすことを喜びとし/悪意ある偽りに小躍りする。 2:15 その道筋は曲がり/道のりはゆがんでいる。 2:16 また、よその女、滑らかに話す異国の女からも/あなたは救い出される。 2:17 若い日の友を捨て/自分の神との契約を忘れた女から。 2:18 彼女の家は死へと/その道のりは死者の霊の国へと崩れ行く。 2:19 彼女のもとに行く者は誰も帰って来ない。/命の道に至ることができない。 2:20 こうして、あなたは善良な人の道を歩み/正しき人の道筋を守ることができる。 2:21 正しい人は地に暮らし/全き人はそこにとどまる。 2:22 悪しき者は地から絶たれ/裏切り者はそこから抜き去られる。
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- 村田寿和 牧師
箴言3章1節~12節
3:1 子よ、私の教えを忘れず/私の戒めを心に保て。 3:2 あなたには長寿と命の歳月が与えられ/平和が増し加わる。 3:3 慈しみとまことがあなたを捨てることはない。/それらを首に結び、心の板に記しておけ。 3:4 あなたは神と人の前に/好意と良い成果を得る。 3:5 心を尽くして主に信頼し/自分の分別には頼るな。 3:6 どのような道を歩むときにも主を知れ。/主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。 3:7 自分を知恵ある者などと思わず/主を畏れ、悪から離れよ。 3:8 それはあなたの体の癒やしとなり/あなたの骨の潤いとなる。 3:9 あなたの財産と/すべての収穫の初物を献げて主を敬え。 3:10 あなたの倉は穀物で満ち/搾り場は新しいぶどう酒で溢れるだろう。 3:11 子よ、主の諭しを拒むな。/主の懲らしめをいとうな。 3:12 子をいとおしむ父のように/主は愛する者を懲らしめる。
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- 村田寿和 牧師
箴言3章13節~20節
3:13 幸いな者とは知恵を見いだした人/英知にあずかった人。 3:14 そのもうけは銀による利得にまさり/その収穫は金にまさる。 3:15 知恵は真珠よりも貴く/どのような財宝もこれに並びえない。 3:16 知恵の右の手には長寿/左の手には富と誉れがある。 3:17 知恵の道は友愛の道/その旅路はいずれも平安。 3:18 知恵は、それをつかむ人にとって命の木。/知恵を保つ人は幸いである。 3:19 主は知恵によって地の基を据え/英知によって天を定められた。 3:20 主の知識によって深淵は分かたれ/雲は露を滴らせる。
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- 村田寿和 牧師
箴言3章21節~35節
3:21 子よ、よき考えと慎みを保ち/見失うことのないようにせよ。 3:22 それらはあなたの魂の命となり/首を飾る恵みとなる。 3:23 そうして、あなたは安らかに道を歩み/足がつまずくこともない。 3:24 身を横たえるときも、おびえることなく/横たわれば、その眠りは快い。 3:25 突然の恐怖にも、悪しき者の騒乱が生じても/おののくことはない。 3:26 主があなたの傍らにおられ/罠から足を守ってくださる。 3:27 あなたの手に善を行う力があるなら/なすべき相手にそれを拒むな。 3:28 あなたにその力があるなら/友に「出直してくれ、明日あげるから」と言うな。 3:29 友に対して悪意を耕すな/彼はあなたのそばで安らかに住んでいるのだから。 3:30 訳もなく他人と争うな/あなたに悪事を働いていないなら。 3:31 暴虐をなす者を羨むな/その道のいずれも選んではならない。 3:32 主は曲がった者をいとい/まっすぐな人と親しくされる。 3:33 悪しき者の家には主の呪い/正しき者の住まいには祝福がある。 3:34 主は嘲る者を嘲り/へりくだる人に恵みを与える。 3:35 知恵ある人は誉れを受け継ぎ/愚かな者は恥を増す。
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- 村田寿和 牧師
箴言4章1節~27節
4:1 子らよ、父の諭しを聞け。/分別をわきまえるために思いを向けよ。 4:2 あなたがたに良い教訓を授ける。/私の教えを捨ててはならない。 4:3 私も父の子であり/母にとっては、いとしい独り子であった。 4:4 父は私に教えて言った。/「私の言葉を心に留め/私の戒めを守って、生きよ。 4:5 知恵を得よ、分別を得よ。/私の口が語ることを忘れることなく/そこからそれるな。 4:6 知恵を捨てるな、それはあなたを守る。/分別を愛せ、それはあなたを見守る。 4:7 知恵の初めとして知恵を得よ。/あなたが得たすべてを尽くして分別を得よ。 4:8 知恵を尊べ、それはあなたを高める。/知恵を抱けば、それはあなたを重んじる。 4:9 それはあなたの頭に麗しい花冠を与え/誉れある冠を贈る。」 4:10 子よ、聞け、私の言葉を受け入れよ。/それはあなたの命の歳月を増す。 4:11 私はあなたに知恵の道を教え/まっすぐな道のりを示した。 4:12 進み行くとき、あなたの歩みを妨げるものはなく/走っても、よろめくことはない。 4:13 諭しを捕らえて放さず、それに従え。/それはあなたの命だ。 4:14 悪しき者の道筋を進むな。/邪悪な者の道を歩むな。 4:15 それには目もくれず、そこを通るな。/そこからそれて、通り過ぎよ。 4:16 彼らは悪事を働かずには床に就かず/誰かをよろめかさずには眠らない。 4:17 悪しき者のパンを食べ/暴虐の酒を飲む。 4:18 正しき者の行く末は輝き出る光のようだ。/進むほどに光を増し、真昼の輝きとなる。 4:19 悪しき者の道は闇のようだ。/何につまずくのか、知ることさえできない。 4:20 子よ、私の言葉に思いを向けよ。/私の語りかけに耳を傾けよ。 4:21 目から離すことなく/心の内に守れ。 4:22 探し出す者にとって、それは命。/心身を健やかにする。 4:23 守るべきものすべてにも増して/あなたの心を保て。/命はそこから来る。 4:24 ねじ曲がった言葉をあなたの口から退け/ゆがんだ言葉を唇から遠ざけよ。 4:25 目は正面を見据え/まなざしを前にまっすぐ向けよ。 4:26 あなたの道のりに気を配れ/あなたの歩みは確かなものとなる。 4:27 右にも左にも偏ることなく/足を悪から遠ざけよ。
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- 村田寿和 牧師
箴言5章1節~23節
5:1 子よ、私の知恵に思いを向け/私の英知に耳を傾けよ 5:2 それは慎みを守り/あなたの唇に知識を保つため。 5:3 よその女の唇は蜜を滴らせ/その口は油よりも滑らか。 5:4 だが、ついには苦よもぎのように苦く/両刃の剣のように鋭くなる。 5:5 彼女の足は死へと下り/その歩みは陰府に達する。 5:6 命への道筋に気を配らず/道をさまようが、それにも気付かない。 5:7 子らよ、今こそ、私に聞け。/私の口の言葉から離れるな。 5:8 あなたの道を彼女から遠ざけ/その家の門に近寄るな。 5:9 あなたの誉れを他人に/歳月を残忍な者に渡してしまわないために。 5:10 よその者があなたの富と/あなたが労苦して得たものによって/異国人の家を満たさないために。 5:11 後に、肉も骨も朽ちるとき/あなたは呻き 5:12 こう言うであろう。/「どうして、私の心は諭しを憎み/懲らしめを軽んじたのだろう。 5:13 導く人の声を聞かず/教える人に耳を傾けなかったのか。 5:14 集会の中で、会衆の中で/私は追い詰められていた。」 5:15 あなたの水溜めから水を飲め/あなたの井戸に湧く水を。 5:16 あなたの泉の水が路地に/水の流れが広場に溢れ出てよいものか。 5:17 その水を自分だけのものとし/あなたのもとにいるよその者に渡してはならない。 5:18 あなたの泉は祝福されよ。/あなたの若い時の妻から喜びを得よ。 5:19 愛に溢れる雌鹿、恵みに満ちた野山羊。/あなたはその乳房にいつの時も満ち足り/絶えず彼女の愛に酔いしれよ。 5:20 子よ、なぜ、よその女に酔いしれるのか/異国の女の胸を抱くのか。 5:21 人の道は主の目の正面にある。/主はその道のりのすべてに気を配っておられる。 5:22 悪しき者は自らの過ちの罠にかかり/その罪の綱につながれる。 5:23 諭しがないため死に至るが/底知れぬ愚かさに酔いしれている。
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- 村田寿和 牧師
箴言6章1節~19節
6:1 子よ、もし友の保証人となって/よその者に手を打って誓い 6:2 あなたが自分の口から出た言葉によって罠にかかり/自分の口から出た言葉によって捕らえられたなら 6:3 子よ、その時にはこうして自らを救い出せ。/あなたは友の手中に落ちたのだから/気弱にならず、友にうるさく求めよ。 6:4 あなたの目に眠りを/まぶたにまどろみを与えるな。 6:5 狩人の手から逃れるガゼルのように/その手から逃れる鳥のように、自らを救い出せ。 6:6 怠け者よ、蟻のところに行け。/その道を見て、知恵を得よ。 6:7 蟻には指揮官もなく/役人も支配者もいない。 6:8 夏の間に食物を蓄えても/刈り入れ時にもなお食糧を集める。 6:9 怠け者よ、いつまで横になっているのか。/いつ、眠りから起き上がるのか。 6:10 しばらく眠り、しばらくまどろみ/しばらく腕を組み、また横になる。 6:11 すると、貧しさは盗人のように/乏しさは盾を持つ者のようにやって来る。 6:12 ならず者は悪をもたらす輩/偽りを言い歩く。 6:13 目くばせし、足で合図し/指で指図する。 6:14 心に偽りを持ち、悪を耕し/絶えずいさかいを引き起こす。 6:15 それゆえ、彼には突然災いが襲い/たちまち砕かれるが、彼を癒やす者はない。 6:16 主の憎むものが六つ/心からいとうものが七つある。 6:17 高ぶる目/偽りを語る舌/無実の人の血を流す手 6:18 悪だくみを耕す心/急いで悪に走る足 6:19 虚偽を語る偽りの証人/兄弟の間に争いを引き起こす者。
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- 村田寿和 牧師
箴言6章20節~35節
6:20 子よ、父の戒めを守れ。/母の教えをおろそかにするな。 6:21 それを常に心に結び付け/首に巻きつけておけ。 6:22 それはあなたの歩みを導き/床に就くときも守り/目覚めればあなたに話しかける。 6:23 戒めは灯、教えは光/諭しのための懲らしめは命の道。 6:24 それはあなたを悪い女から/異国の女の滑らかな舌から守る。 6:25 彼女の美しさを心の中で追い慕うな。/そのまなざしに捕らわれるな。 6:26 遊女への支払いは多くても一塊のパン/人の妻は貴い命を貪る。 6:27 人が火を懐に抱え込み/衣を焼かれないことがあろうか。 6:28 炭火の上を歩いて/足にやけどをしないことがあろうか。 6:29 友の妻と通じる者も同様。/彼女に触れる者は誰も罰を免れることはない。 6:30 飢えを満たそうと盗みを働く者を/人々は侮りはしないだろう。 6:31 だが見つかれば、七倍を償い/一族の財産すべてを充てることになる。 6:32 女と姦淫する者は浅はか/身の破滅をもたらす。 6:33 彼は傷と恥を受け/その屈辱は拭われることはない。 6:34 憤った男は嫉妬に駆られ/復讐するときは容赦しない。 6:35 その男はいかなる償いをも受け入れず/どれほど多くの贈り物にも応じない。
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- 村田寿和 牧師
箴言7章1節~27節
7:1 子よ、私の言葉を守り/私の戒めをあなたの心に納めよ。 7:2 私の戒めを守って生きよ。/私の教えを目の瞳のように守れ。 7:3 それをあなたの指に結び/心の板に記しておけ。 7:4 知恵に「わが姉妹」と言い/分別に「わが親族」と呼びかけよ。 7:5 それはあなたをよその女から/滑らかに話す異国の女から守る。 7:6 私は家の窓から/格子の外を眺めていた。 7:7 私が見たのは思慮なき者。/その中に、浅はかな若者を認めた。 7:8 彼は街角まで通りを過ぎ/女の家へと道を歩む 7:9 日の暮れるたそがれの中を/闇の夜を。 7:10 見よ、女が彼に呼びかける。/遊女の装いをし、本心を隠す者。 7:11 騒々しく、わがままで/自分の家に足を留めていることがない。 7:12 路地へ行き、広場へ行き/あちらこちらの街角で待ち伏せをする。 7:13 彼女は若者を捕まえて口づけし/厚かましくも、こう言った。 7:14 「私には献げるべき会食のいけにえがあり/今日、誓いを果たしました。 7:15 それで、お声がけに来たのです。/あなたのお顔を探し求めて、やっと会えました。 7:16 長椅子を上掛けで覆いました/エジプトの亜麻布で織った上掛けで。 7:17 寝台には没薬の香りをまきました/沈香やシナモンも。 7:18 さあ、朝まで悦楽に浸り/愛を楽しみましょう。 7:19 夫は家にいません/遠い道のりを旅しています。 7:20 手に銀の袋を持って。/家に帰るのは満月の日です」と。 7:21 彼女は多くの言葉で彼を説き伏せ/唇は滑らかに彼を誘う。 7:22 彼はたちまち女の後に従った/屠り場に行く雄牛のように/罠に急ぐ鹿のように。 7:23 やがて、矢が彼の肝臓を貫く。/それは、まるで小鳥が罠に急ぐかのよう。/だが彼は自分の魂が網にかかったことを知らない。 7:24 子らよ、今、聞け/私の口の言葉に思いを向けよ。 7:25 あなたの心を彼女の道へとそらさず/彼女の道に迷い込むな。 7:26 彼女は多くの人を傷つけ倒し/殺された者は数知れない。 7:27 彼女の家は陰府への道/死の部屋へと下る。
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- 村田寿和 牧師
箴言8章1節~36節
8:1 知恵が呼びかけ/英知が声をあげているではないか。 8:2 高い所に登り、道のほとり、四つ角に立ち 8:3 城門の傍ら、町の入り口/城門の通路で呼ばわっている。 8:4 「人よ/あなたたちに向かってわたしは呼びかける。人の子らに向かってわたしは声をあげる。 8:5 浅はかな者は熟慮することを覚え/愚か者は反省することを覚えよ。 8:6 聞け、わたしは指導者として語る。わたしは唇を開き、公平について述べ 8:7 わたしの口はまことを唱える。わたしの唇は背信を忌むべきこととし 8:8 わたしの口の言葉はすべて正しく/よこしまなことも曲がったことも含んでいない。 8:9 理解力のある人には/それがすべて正しいと分かる。知識に到達した人には/それがすべてまっすぐであると分かる。 8:10 銀よりもむしろ、わたしの諭しを受け入れ/精選された金よりも、知識を受け入れよ。 8:11 知恵は真珠にまさり/どのような財宝も比べることはできない。 8:12 わたしは知恵。熟慮と共に住まい/知識と慎重さを備えている。 8:13 主を畏れることは、悪を憎むこと。傲慢、驕り、悪の道/暴言をはく口を、わたしは憎む。 8:14 わたしは勧告し、成功させる。わたしは見分ける力であり、威力をもつ。 8:15 わたしによって王は君臨し/支配者は正しい掟を定める。 8:16 君侯、自由人、正しい裁きを行う人は皆/わたしによって治める。 8:17 わたしを愛する人をわたしも愛し/わたしを捜し求める人はわたしを見いだす。 8:18 わたしのもとには富と名誉があり/すぐれた財産と慈善もある。 8:19 わたしの与える実りは/どのような金、純金にもまさり/わたしのもたらす収穫は/精選された銀にまさる。 8:20 慈善の道をわたしは歩き/正義の道をわたしは進む。 8:21 わたしを愛する人は嗣業を得る。わたしは彼らの倉を満たす。 8:22 主は、その道の初めにわたしを造られた。いにしえの御業になお、先立って。 8:23 永遠の昔、わたしは祝別されていた。太初、大地に先立って。 8:24 わたしは生み出されていた/深淵も水のみなぎる源も、まだ存在しないとき。 8:25 山々の基も据えられてはおらず、丘もなかったが/わたしは生み出されていた。 8:26 大地も野も、地上の最初の塵も/まだ造られていなかった。 8:27 わたしはそこにいた/主が天をその位置に備え/深淵の面に輪を描いて境界とされたとき 8:28 主が上から雲に力をもたせ/深淵の源に勢いを与えられたとき 8:29 この原始の海に境界を定め/水が岸を越えないようにし/大地の基を定められたとき。 8:30 御もとにあって、わたしは巧みな者となり/日々、主を楽しませる者となって/絶えず主の御前で楽を奏し 8:31 主の造られたこの地上の人々と共に楽を奏し/人の子らと共に楽しむ。 8:32 さて、子らよ、わたしに聞き従え。わたしの道を守る者は、いかに幸いなことか。 8:33 諭しに聞き従って知恵を得よ。なおざりにしてはならない。 8:34 わたしに聞き従う者、日々、わたしの扉をうかがい/戸口の柱を見守る者は、いかに幸いなことか。 8:35 わたしを見いだす者は命を見いだし/主に喜び迎えていただくことができる。 8:36 わたしを見失う者は魂をそこなう。わたしを憎む者は死を愛する者。」
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- 村田寿和 牧師
箴言8章1節~21節
8:1 知恵は呼びかけていないか。/英知は声を上げていないか。 8:2 知恵は道沿いの高き所の頂に/また街道の四つ辻に立ち 8:3 町の玄関である門のそばで/入り口の扉で、喜び歌う。 8:4 「人よ、私はあなたがたに呼びかける。/人の子らに声を上げる。 8:5 思慮なき者よ、熟慮とは何かを見極めよ。/愚かな者よ、心を見極めよ。 8:6 聞け、私は唇を開いて語ろう/高貴なことを、公平なことを。 8:7 私の口はまことを唱える。/私の唇がいとうのは不正。 8:8 私の口の言葉はすべてが義であり/そこには曲がりもゆがみもない。 8:9 その言葉のすべては、分別ある人には正しく/知識を得た人にとってはまっすぐ。 8:10 銀ではなく、私の諭しを受け取れ/知識は金よりも望ましい。 8:11 知恵は真珠にまさり/どのような財宝も、これに並びえない。 8:12 私は知恵。熟慮と共にあり/知識と慎みを備えている。 8:13 主を畏れることは悪を憎むこと。/高ぶり、高慢、悪の道/そして偽りを語る口を、私は憎む。 8:14 助言と洞察は私にある。/私は分別。私には力もある。 8:15 私によって王はその職務をなし/君主は正しい掟を定める。 8:16 高官、自由な身分の人、正しい裁き人は皆/私によって治める。 8:17 私を愛する人を私も愛し/私を探し求める人を私も見いだす。 8:18 私のもとには富と誉れがあり/豊かな財産と正義もある。 8:19 私の与える実は金にも純金にもまさり/私のもたらす収穫は銀よりも望ましい。 8:20 正義の道筋を/公正の道の中を私は歩む。 8:21 私を愛する人に宝を継がせ/彼らの倉を満たす。
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- 村田寿和 牧師
箴言8章22節~36節
8:22 主はその道の初めに私を造った/いにしえの御業の始まりとして。 8:23 とこしえより、私は立てられていた/太初より、地の始まりから。 8:24 まだ深淵もないとき/私は生み出されていた/大いなる原初の水の源もまだないときに。 8:25 山々もまだ据えられず、丘もないとき/私は生み出されていた。 8:26 神が、まだ地も野も/この世界の塵の先駆けさえも/造っていなかったとき 8:27 神が天を確かなものとしたとき/私はそこにいた。/神が深淵の上に蒼穹を定めたとき 8:28 神が上にある雲を固めたとき/深淵の源に勢いを与えたとき 8:29 この原初の海に境界を定め/水が岸を越えないようにして/地の基を定めたときに。 8:30 私は神の傍らで腕を振るう者となり/日々、神を喜ばせ/いつの時も御前に楽しむ者となった。 8:31 神の造られたこの地、この世界で楽しみ/人の子らを喜ばせた。 8:32 子らよ、今、聞け/幸いな者とは私の道を守る人。 8:33 諭しに聞き、知恵を得よ。/なおざりにしてはならない。 8:34 幸いな者とは私の言葉を聞く人/日々、私の戸口の傍らで番をし/扉の柱を守る人。 8:35 私を見いだす人は命を見いだし/主からの喜びにあずかる。 8:36 私を見失う者はその魂を損なう。/私を憎む者は皆、死を愛する。」
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- 村田寿和 牧師
箴言9章1節~18節
9:1 知恵は自らの家を建て/七本の柱を刻んだ。 9:2 いけにえを屠り、ぶどう酒を調合し/さらに食卓を整え 9:3 若い娘たちを町の高き所に遣わして/呼びかけさせた。 9:4 「思慮なき者は誰でもこちらに来なさい。」/浅はかな者にはこう言った。 9:5 「来て私のパンを食べ/私が調合したぶどう酒を飲むがよい。 9:6 思慮のない業を捨て、生きよ。/分別の道を進み行け。」 9:7 嘲る者を諭す者は屈辱を受け/悪しき者を懲らしめる者は自ら傷を受ける。 9:8 嘲る者を懲らしめるな、彼に憎まれないために。/知恵ある人を叱れ、彼はあなたを愛するであろう。 9:9 知恵ある人に与えよ、彼は知恵をさらに得る。/正しき人に知らせよ、彼は判断力を加える。 9:10 主を畏れることは知恵の初め/聖なる方を知ることが分別。 9:11 私によって、あなたの日は増し/あなたの命の歳月は加わる。 9:12 知恵を得るなら、自分のために知恵を得よ。/嘲るならば/その責めを自分独りだけで負うことになる。 9:13 愚かな女は騒々しい。/未熟で、何も知らない。 9:14 家の扉のところに座り/町の高き所にも席を取り 9:15 道行く人に呼びかける/自分の進路をまっすぐ進む人に。 9:16 「思慮なき者は誰でもこちらに来なさい。」/浅はかな者にはこう言った 9:17 「盗んだ水は甘く/隠れて食べるパンはうまい。」 9:18 そこに死者の霊がいることを/彼女に誘われた者が陰府の深みにいることを/知る者はない。
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- 村田寿和 牧師
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