旧約聖書「イザヤ書」に関する礼拝説教 12件
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旧約聖書「イザヤ書」に関する説教要約 12件
イザヤ書6章1節~13節
6:1 ウジヤ王が死んだ年のことである。わたしは、高く天にある御座に主が座しておられるのを見た。衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。 6:2 上の方にはセラフィムがいて、それぞれ六つの翼を持ち、二つをもって顔を覆い、二つをもって足を覆い、二つをもって飛び交っていた。 6:3 彼らは互いに呼び交わし、唱えた。「聖なる、聖なる、聖なる万軍の主。主の栄光は、地をすべて覆う。」 6:4 この呼び交わす声によって、神殿の入り口の敷居は揺れ動き、神殿は煙に満たされた。 6:5 わたしは言った。「災いだ。わたしは滅ぼされる。わたしは汚れた唇の者。汚れた唇の民の中に住む者。しかも、わたしの目は/王なる万軍の主を仰ぎ見た。」 6:6 するとセラフィムのひとりが、わたしのところに飛んで来た。その手には祭壇から火鋏で取った炭火があった。 6:7 彼はわたしの口に火を触れさせて言った。「見よ、これがあなたの唇に触れたので/あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」 6:8 そのとき、わたしは主の御声を聞いた。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか。」わたしは言った。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」 6:9 主は言われた。「行け、この民に言うがよい/よく聞け、しかし理解するな/よく見よ、しかし悟るな、と。 6:10 この民の心をかたくなにし/耳を鈍く、目を暗くせよ。目で見ることなく、耳で聞くことなく/その心で理解することなく/悔い改めていやされることのないために。」 6:11 わたしは言った。「主よ、いつまででしょうか。」主は答えられた。「町々が崩れ去って、住む者もなく/家々には人影もなく/大地が荒廃して崩れ去るときまで。」 6:12 主は人を遠くへ移される。国の中央にすら見捨てられたところが多くなる。 6:13 なお、そこに十分の一が残るが/それも焼き尽くされる。切り倒されたテレビンの木、樫の木のように。しかし、それでも切り株が残る。その切り株とは聖なる種子である。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書7章1節~17節
7:1 ウジヤの子ヨタムの子アハズがユダの王であった時代に、アラムの王レツィンと、イスラエルの王であるレマルヤの子ペカが、エルサレムを攻めるために上って来たが、攻撃を仕掛けることはできなかった。 7:2 しかし、アラムがエフライムと同盟したという知らせがダビデの家に伝えられると、王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した。 7:3 そこで、主はイザヤに言われた。「あなたは、息子のシェアル・ヤシュブと共に出て行って、洗い場に至る大通り沿いにある、上貯水池の水路の端でアハズに会い、 7:4 彼に言いなさい。気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはならない。アラムのレツィンとレマルヤの子が激しく怒っても、この二つの燃えさし、くすぶる切り株のために心を弱くしてはならない。 7:5 確かにアラムは、エフライムとレマルヤの子と共に、あなたに対して悪事をたくらみ、 7:6 『ユダに攻め上って打ち破り、侵略して我々のものとし、タベアルの子を王として立てよう』と言っている。 7:7 しかし、主なる神はこう言われる。/そのようなことは起こらず、実現もしない。 7:8 アラムの頭はダマスコ、ダマスコの頭はレツィン/――六十五年たてば/エフライムは打ち砕かれ/民ではなくなる―― 7:9 エフライムの頭はサマリア/サマリアの頭はレマルヤの子。/あなたがたが信じなければ/しっかりと立つことはできない。」 7:10 主はさらにアハズに語られた。 7:11 「あなたの神である主にしるしを求めよ。陰府の深みへと、あるいは天へと高く求めよ。」 7:12 しかしアハズは、「私は求めません。主を試すようなことはしません」と言った。 7:13 イザヤは言った。「聞け、ダビデの家よ。あなたがたは人間を煩わすだけでは足りず、私の神をも煩わすのか。 7:14 それゆえ、主ご自身があなたがたにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。 7:15 悪を退け善を選ぶことを知るようになるまで、彼は凝乳と蜜を食べる。 7:16 その子が悪を退け善を選ぶことを知る前に、あなたが恐れている二人の王の領土は必ず捨てられる。 7:17 主は、あなたとあなたの民とあなたの父祖の家に、エフライムがユダから分かれた日以来、臨んだことのないような日々をもたらす。それはアッシリアの王だ。」
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書8章23節~9章6節
8:23 しかし、抑圧された地から闇は消える。/先に、ゼブルンの地とナフタリの地は/辱められたが/後には、海沿いの道、ヨルダン川の向こう/異邦人のガリラヤに栄光が与えられる。 9:1 闇の中を歩んでいた民は大いなる光を見た。/死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝いた。 9:2 あなたはその国民を増やし/その喜びを大きくされた。/彼らはあなたの前に喜んだ。/収穫を喜ぶように/戦利品を分けて喜び躍るように。 9:3 彼らの負う軛、その肩の杖、虐げる者の鞭を/あなたがミデヤンの日のように/打ち砕いてくださった。 9:4 地を踏み鳴らした兵士の靴と血にまみれた服は/すべて焼かれ、火の餌食となった。 9:5 一人のみどりごが私たちのために生まれた。/一人の男の子が私たちに与えられた。/主権がその肩にあり、その名は/「驚くべき指導者、力ある神/永遠の父、平和の君」と呼ばれる。 9:6 その主権は増し、平和には終わりがない。/ダビデの王座とその王国は/公正と正義によって立てられ、支えられる/今より、とこしえに。/万軍の主の熱情がこれを成し遂げる。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書11章1節~9節
11:1 エッサイの株から一つの芽が萌え出で/その根から若枝が育ち 11:2 その上に主の霊がとどまる。/知恵と分別の霊/思慮と勇気の霊/主を知り、畏れる霊。 11:3 彼は主を畏れることを喜ぶ。/その目の見えるところによって裁かず/その耳の聞くところによって判決を下さない。 11:4 弱い者たちを正義によって裁き/地の苦しむ者たちのために公平な判決を下す。/その口の杖によって地を打ち/その唇の息によって悪人を殺す。 11:5 正義はその腰の帯となり/真実はその身の帯となる。 11:6 狼は小羊と共に宿り/豹は子山羊と共に伏す。/子牛と若獅子は共に草を食み/小さな子どもがそれを導く。 11:7 雌牛と熊は草を食み/その子らは共に伏す。/獅子も牛のようにわらを食べる。 11:8 乳飲み子はコブラの穴に戯れ/乳離れした子は毒蛇の巣に手を伸ばす。 11:9 私の聖なる山のどこにおいても/害を加え、滅ぼすものは何もない。/水が海を覆うように/主を知ることが地を満たすからである。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書42章1節~4節
42:1 見よ、私が支える僕/私の心が喜びとする、私の選んだ者を。/私は彼に私の霊を授け/彼は諸国民に公正をもたらす。 42:2 彼は叫ばず、声を上げず、巷にその声を響かせない。 42:3 傷ついた葦を折らず/くすぶる灯心の火を消さず/忠実に公正をもたらす。 42:4 彼は衰えず、押し潰されず/ついには、地に公正を確立する。/島々は彼の教えを待ち望む。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書42章18節~43章7節
42:18 耳の聞こえない人よ、聞け。目の見えない人よ、よく見よ。 42:19 わたしの僕ほど目の見えない者があろうか。わたしが遣わす者ほど/耳の聞こえない者があろうか。わたしが信任を与えた者ほど/目の見えない者/主の僕ほど目の見えない者があろうか。 42:20 多くのことが目に映っても何も見えず/耳が開いているのに、何も聞こえない。 42:21 主は御自分の正しさゆえに/教えを偉大なものとし、輝かすことを喜ばれる。 42:22 この民は略奪され、奪われ/皆、穴の中に捕らえられ、牢につながれている。略奪に遭っても、助け出す者はなく/奪われても、返せと言う者はない。 42:23 あなたたちの中にこれを聞き取る者があるか。後の日のために注意して聞く者があるか。 42:24 奪う者にヤコブを渡し/略奪する者にイスラエルを渡したのは誰か。それは主ではないか/この方にわたしたちも罪を犯した。彼らは主の道に歩もうとせず/その教えに聞き従おうとしなかった。 42:25 主は燃える怒りを注ぎ出し/激しい戦いを挑まれた。その炎に囲まれても、悟る者はなく/火が自分に燃え移っても、気づく者はなかった。 43:1 ヤコブよ、あなたを創造された主は/イスラエルよ、あなたを造られた主は/今、こう言われる。恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。 43:2 水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず/炎はあなたに燃えつかない。 43:3 わたしは主、あなたの神/イスラエルの聖なる神、あなたの救い主。わたしはエジプトをあなたの身代金とし/クシュとセバをあなたの代償とする。 43:4 わたしの目にあなたは価高く、貴く/わたしはあなたを愛し/あなたの身代わりとして人を与え/国々をあなたの魂の代わりとする。 43:5 恐れるな、わたしはあなたと共にいる。わたしは東からあなたの子孫を連れ帰り/西からあなたを集める。 43:6 北に向かっては、行かせよ、と/南に向かっては、引き止めるな、と言う。わたしの息子たちを遠くから/娘たちを地の果てから連れ帰れ、と言う。 43:7 彼らは皆、わたしの名によって呼ばれる者。わたしの栄光のために創造し/形づくり、完成した者。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書46章1節~13節
46:1 ベルはかがみ込み、ネボは倒れ伏す。彼らの像は獣や家畜に負わされ/お前たちの担いでいたものは重荷となって/疲れた動物に負わされる。 46:2 彼らも共にかがみ込み、倒れ伏す。その重荷を救い出すことはできず/彼ら自身も捕らわれて行く。 46:3 わたしに聞け、ヤコブの家よ/イスラエルの家の残りの者よ、共に。あなたたちは生まれた時から負われ/胎を出た時から担われてきた。 46:4 同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで/白髪になるまで、背負って行こう。わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す。 46:5 お前たちはわたしを誰に似せ/誰に等しくしようとするのか。誰にわたしをなぞらえ、似せようというのか。 46:6 袋の金を注ぎ出し、銀を秤で量る者は/鋳物師を雇って、神を造らせ/これにひれ伏して拝む。 46:7 彼らはそれを肩に担ぎ、背負って行き/据え付ければそれは立つが/そこから動くことはできない。それに助けを求めて叫んでも答えず/悩みから救ってはくれない。 46:8 背く者よ、反省せよ/思い起こし、力を出せ。 46:9 思い起こせ、初めからのことを。わたしは神、ほかにはいない。わたしは神であり、わたしのような者はいない。 46:10 わたしは初めから既に、先のことを告げ/まだ成らないことを、既に昔から約束しておいた。わたしの計画は必ず成り/わたしは望むことをすべて実行する。 46:11 東から猛禽を呼び出し/遠い国からわたしの計画に従う者を呼ぶ。わたしは語ったことを必ず実現させ/形づくったことを必ず完成させる。 46:12 わたしに聞け、心のかたくなな者よ/恵みの業から遠く離れている者よ。 46:13 わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる。もはや遠くはない。わたしは遅れることなく救いをもたらす。わたしはシオンに救いを/イスラエルにわたしの輝きを与えることにした。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書49章1節~6節
49:1 島々よ、聞け。/遠い国々の民よ、心して聞け。/主は母の胎にいる時から私を呼び/母の腹にいる時から私の名を呼ばれた。 49:2 主は私の口を鋭利な剣のようにして/私を御手の陰に隠し/研いだ矢としてご自身の矢筒の中に隠された。 49:3 主は私に言われた。/「あなたは私の僕、イスラエル。/私はあなたの中で私の栄光を現す。」 49:4 しかし、私は言った。/「私はいたずらに労苦し/意味もなく、空しく力を使い果たしました。/それでも、私の公正は主と共にあり/私の報酬は私の神と共にあります。」 49:5 今、主は言われる。/主は、ヤコブをご自分のもとに立ち帰らせ/イスラエルをご自分のもとに集めるために/母の胎にいる時から/私をご自分の僕として形づくられた方。/私は主の目に重んじられ/私の神は私の力となった。 49:6 主は言われる。/「あなたが私の僕となって/ヤコブの諸部族を立たせ/イスラエルの生き残った者を連れ帰らせるのは/たやすいこと。/私はあなたを諸国民の光とし/地の果てにまで、私の救いをもたらす者とする。」
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書50章4節~9節
50:4 主なる神は、弟子としての舌を私に与えた/疲れた者を言葉で励ますすべを学べるように。/主は朝ごとに私を呼び覚まし/私の耳を呼び覚まし/弟子として聞くようにしてくださる。 50:5 主なる神は私の耳を開かれた。/私は逆らわず、退かなかった。 50:6 打とうとする者には背中を差し出し/ひげを抜こうとする者には頬を差し出した。/辱めと唾から私は顔を隠さなかった。 50:7 主なる神が私を助けてくださる。/それゆえ、私は恥を受けることはない。/それゆえ、私は顔を火打ち石のようにし/辱められないと知っている。 50:8 私を義とする方が近くにおられる。/誰が私と争えようか。/我々は共に立とう。/誰が私の裁き人か。/私に近づくがよい。 50:9 見よ、主なる神が私を助けてくださる。/誰が私を罪に定められよう。/見よ、彼らは皆、衣のように擦り切れ/虫が彼らを食い尽くす。
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- 村田寿和 牧師
イザヤ書52章13節~53章12節
52:13 見よ、わが僕は栄える。/彼は高められ、上げられ、はるかに高くなる。 52:14 多くの人が彼のことで驚いたように/その姿は損なわれ、人のようではなく/姿形は人の子らとは違っていた。 52:15 そうして、彼は多くの国民を驚かせる。/王たちは彼について口を閉ざす。/彼らは、自分たちに告げられていなかったことを見/聞いていなかったことを悟るからだ。 53:1 私たちが聞いたことを、誰が信じただろうか。/主の腕は、誰に示されただろうか。 53:2 この人は主の前で若枝のように/乾いた地から出た根のように育った。/彼には見るべき麗しさも輝きもなく/望ましい容姿もない。 53:3 彼は軽蔑され、人々に見捨てられ/痛みの人で、病を知っていた。/人々から顔を背けられるほど軽蔑され/私たちも彼を尊ばなかった。 53:4 彼が担ったのは私たちの病/彼が負ったのは私たちの痛みであった。/しかし、私たちは思っていた。/彼は病に冒され、神に打たれて/苦しめられたのだと。 53:5 彼は私たちの背きのために刺し貫かれ/私たちの過ちのために打ち砕かれた。/彼が受けた懲らしめによって/私たちに平安が与えられ/彼が受けた打ち傷によって私たちは癒やされた。 53:6 私たちは皆、羊の群れのようにさまよい/それぞれ自らの道に向かって行った。/その私たちすべての過ちを/主は彼に負わせられた。 53:7 彼は虐げられ、苦しめられたが/口を開かなかった。/屠り場に引かれて行く小羊のように/毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように/口を開かなかった。 53:8 不法な裁きにより、彼は取り去られた。/彼の時代の誰が思ったであろうか。/私の民の背きのために彼が打たれ/生ける者の地から絶たれたのだと。 53:9 彼は暴虐をなさず/口には偽りがなかったのに/その墓は悪人どもと共にされ/富める者と共に葬られた。 53:10 主は彼を打ち砕くことを望まれ、病にかからせた。/彼が自分の命を償いのいけにえとするなら/その子孫を見、長寿を得る。/主の望みは彼の手によって成し遂げられる。 53:11 彼は自分の魂の苦しみの後、光を見/それを知って満足する。/私の正しき僕は多くの人を義とし/彼らの過ちを自ら背負う。 53:12 それゆえ、私は多くの人を彼に分け与え/彼は強い者たちを戦利品として分け与える。/彼が自分の命を死に至るまで注ぎ出し/背く者の一人に数えられたからだ。/多くの人の罪を担い/背く者のために執り成しをしたのは/この人であった。
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- 村田寿和 牧師
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