2024年7月28日(日) 日曜礼拝「身代わりの死」

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2024年7月28日(日) 日曜礼拝「身代わりの死」

以下をクリックすると説教動画を見ることができます。 https://youtu.be/RUj0bXQ8zTs



身代わりの死     ヨハネ11:45-57

 本日の箇所を理解するカギは、カイアファについて「その年の大祭司であったので預言して、イエスが国民のために死ぬ、と言ったのである。」(11:51)です。

 カイアファのことばは、イエスの死についての預言であるというのです。預言とは、将来を予告する「予言」ではなく、預(あず)かるという語を使う「預言」であり、意味は神からあずかったことばです。これが聖書の預言であり預言者です。

 大祭司とは、旧約の神殿宗教における最高の位に立つ者であり、神に犠牲をささげる責任者です。カイアファはイエスを敵視しているのですが、神は意のままに大祭司であるカイアファを用いて、イエスの死がわたしたちの救いとなるという奥義を語らせ、カイアファにイエス処刑を行わせようとしているのです。

 大祭司カイアファが語ったことば「一人の人間が民の代わりに死に、国民全体が滅びないで済む方が、あなたがたに好都合だとは考えないのか」(50)が預言です。カイアファは、自分で気がつかないまま、イエスがもたらす救いの奥義を語っていたのです。イエスへの敵意を神が用いて、そのことばに永遠の価値を与えました。

自分のことばや行為は、本人が考えたとおりの意味しかないということはありません。本人が考える以上に役にたったり、害になるなど思わぬ結果をもたらすことがあります。

 イエスの死は、わたしたちが滅びないための身代わりの死です。教理用語では代理贖罪(償罪)と言います。この教理は、キリストがわたしたちの罪のために、わたしたちに代わって十字架で死に、わたしたちに代わって罪を償ったことを意味します(ハイデルベルク問12、問40)。

 また、イエスの死が神の子(キリスト者)たちを一つに集めることになります。カイアファのキリスト殺害こそが、キリストにある神の救いを完成させます。

ヨハネ福音書ではいよいよその時が近づいてきました。

毎週日曜は礼拝の日

日本キリスト改革派 仙台カナン教会は、毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで都合のつかない方は、水曜日の祈祷会(お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
毎週日曜日 午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
祈祷会
毎週水曜日 14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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