2024年5月12日(日) 日曜礼拝「本人が知っている」

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2024年5月12日(日) 日曜礼拝「本人が知っている」

以下をクリックすると説教動画を見ることができます。 https://youtu.be/OWIys7bUMzQ



本人が知っている     ヨハネ9:18-34

 イエスによって目が見えるようになった男と、安息日に目を開けたイエスは罪人だとするパリサイ派とのやりとりが今日の箇所です。

 パリサイ派は、イエスが生まれついての盲人の目を開けたことが受け入れられず、両親を呼び出しました。両親は、息子が生まれつき見えないことと今は見えることだけを語って、それ以上は知らないと逃げてしまいます。会堂から追放されることを恐れたのです。

 パリサイ派は、イエスが目を開けたことを認めざるをえないのですが、それでもあのイエスは罪人だと決めつけ、目を開けた方法をいやされた当人に問いただします。

 おもしろいことは、はじめは「あの方が罪人かどうか、わたしにはわかりません」(9:25)と語っていたのですが、最後には「あの方が神のもとから来られたのでなければ、何もおできにならなかったはずです」(33)と断言ました。イエスの敵対者とやり取りしていくうちに、自分の身に起こったことと、それをおこしたイエスについての確信がはっきりし、いつのまにかイエスの弟子になってしまったのです。

 歴史的には、ユダヤ教との論争をとおしてキリスト教信仰が明確になったこと、また世界宣教の過程でさまざまな思想や教えとぶつかることで教理が形成られてきたことの原型がここにあるように思えます。今もキリスト教信仰とは別の考えや反対する声を聞くことは、悪いことではなく、自分の信仰を見つめ直すよい機会になります。

 「神のもとから来た」。これこそ生まれつきの盲人の目が開いたことを説明する最も合理的で納得のいく結論です。それを受け入れず、現実に目を向けようとしないパリサイ人こそ神と救いに対する盲人です。神を見る目は肉の目ではなく、心の目であることがよくわかります。

最後は、「『お前は全く罪の中に生まれたのに、我々に教えようというのか』と言い返し、彼を外に追い出した。」(34)とあるように、男は会堂から除名されてしまいます。しかし、これはイエスの弟子としてのとびらが開かれることでもありました。


毎週日曜は礼拝の日

日本キリスト改革派 仙台カナン教会は、毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで都合のつかない方は、水曜日の祈祷会(お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
毎週日曜日 午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
祈祷会
毎週水曜日 14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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