使徒信条解説17

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使徒信条解説17

聖なる公同教会(を信ず)

使徒信条解説17    聖なる公同教会(を信ず)2  
 
 前回の解説16では聖書が教える教会の意義について書きました。しかし、聖書の教える教会と現在の地上の教会とでは大きな違いがあります。それは、聖書の中の教会は一体ですが、今は教会が教派に分かれていることです。

カナン教会は、宗教改革時に登場した改革派伝統の中にある日本キリスト改革派教会という教派に属しています。

 教科書的にいえば、宗教改革まで教会はローマ・カトリック教会のみが唯一の教会でしたが、カトリック教会から分かれたルター派教会や改革派教会、バプテスト教会などがあらわれたことで、全く別の教会組織から成る教派教会が歴史的に誕生しました。

 宗教改革当時のカトリック教会の立場は、キリストの代理である教皇のもとにある教会のみが正統であり、分裂した教派教会は異端であって教会ではない、正統な教会はカトリックのみである、というものです。聖書的教会とは、カトリックにおいて一つであるべきという立場です。
 
 プロテスタント教会の立場は、教会のかしらは天上のキリストのみであり、正統信仰を持ってキリストを礼拝する教会は、教派に分かれていても、キリストにおいて一つである、というものです。具体的な制度を持つ教派教会は複数であっても、キリストをかしらとする、制度を超えた見えない教会として、世界中の教会は一つです。

 以上は西方教会において、宗教改革の前と後では教会の概念が大きく変わったという話しなのですが、実際には、西方教会とは別に東方教会が古代から存在しており、教皇のもとでの一つの教会という理念はそもそも成り立っていませんでした。

 また、正統信仰は、三位一体の神と二性一人格(位格)のキリストという教理を基準として判断されてきましたが、この二つの重要教理は東方において成立したものです。それゆえ、西方教会は東方教会を等閑視することはできません。東西両教会を視野に入れて教会を理解するなら、将来に益するキリスト教理解をえることができると考えます。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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