使徒信条解説 7

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使徒信条解説 7

主は聖霊によりてやどり、処女マリアより生まれ

主イエス・キリストの誕生は、罪と死に打ち勝つ新しい人の誕生であり、その結果、永遠の命と新たな神の民がもたらされたという意味で、画期的です。

 天地創造において聖霊が働いたように(創1:2)、また土のチリに聖霊が吹き込まれて生ける人が生まれたように(2:7)、救い主イエスの誕生は聖霊によるみわざです。すなわち、聖霊によりみ子がマリアの胎に宿りました。ルカ福音書には、受胎だけでなく、洗礼者ヨハネの誕生(ルカ1:15)、エリサベトに満ちる聖霊(41)、ザカリアの預言(67)など、この時、聖霊の豊かな働きがあったことが描かれています。

 処女マリアから生まれたことは、一般に処女降誕と呼ばれています。処女が選ばれたことは、男性の関わりがなく、ただ聖霊の力による受胎であることを示しています。また、アダム以来の罪の下での人の連鎖を断ち切って、人間の歴史を刷新する新しい人イエスの到来を示すことにもなりました。

 マリアは、ガリラヤのナザレに住む貧しい少女ですが、ダビデ家の子孫ヨセフのいいなずけです(27)。ダビデ家とのつながりは、イエスの誕生が旧約預言の成就であることを示しています。マタイ福音書においても、預言の成就であることが強調されています(マタイ1:22)。預言の成就であるとは、イエスの誕生が深い神のご計画の下で起ったことであって、歴史の中での偶然ではないことを意味します。

マリアからの誕生は、主イエスが神のみ子であると同時に正真正銘の人間であることを教えます。神のみ子が、マリアにおいて弱くはかない人間性を取りました。それは、人としての弱さを持ったまま、神のおきて(律法)の下に置かれるためです。そして、わたしたちの代表・代理となって、罪を犯さず、神に従い切る(神の教え・律法を守る)ことで、わたしたちが正しく生きたことにする、これが神のお考えです。

 また、十字架において、わたしたちの身代わりとなって罪の償いを果たすためにも、まったき人として生き抜くことが必要でした。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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