アダムの罪

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アダムの罪

「女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるようにそそのかしていた。」(3:6)とあるように、見た目で判断して禁じられた実を食べてしまいました。 食べたとたん、二人の間にいちじくの葉という邪魔ものが入り込むとともに、神を避けて隠れるというように、対人、対神関係が歪み、生き生きした関係が失われてしまいました。

アダムの罪     創世記3:1-19

創世記には二つの創造物語があります。一つは先週見た1:1-2:3にある神と世界と人の関係を中心にするもの、もう一つは2:4-3:19にある神に背いて人が堕落する物語です。

 神に創造された人はエデンの園に置かれ、善悪を知る木の実は決して食べるな、食べたら必ず死ぬと警告されました(2:17)。実に毒があるので禁じられたのではなく、人が神に従うかどうかを知るためでした。

この警告の後、人のあばら骨から造られた女が与えられると、人は「ついに、これこそ、わたしの骨の骨、わたしの肉の肉」(2:23)と歓喜の叫びをあげました。

この二人に蛇が近づいてそそのかし、木の実を食べさせて、神との関係を破綻させました。蛇の誘惑は狡猾でした。神の警告を直接聞いたのではない女に声をかけて食べさせ、女が男に実を渡して食べさせるように仕向けたことです。二人は一体となる(2:24)という関係ゆえ、男は気が緩んだか無防備であったのではないでしょうか。人間関係は、わたしたちを豊かにすることもあれば、不幸にすることもあります。

蛇の説得の言葉は、食べても決して死なないし、食べると神のように善悪を知る者になることを神は知っている、というものでした。これは、①神は嘘つきである、②今より賢くなれる、③神のごとくなって、神の支配から自由になれる、というそそのかしです。これらの意味することは、神によって造られた人という、神と人との関係を破綻させようとするものです。神は単に人を創造しただけでなく、神の姿を与え、地の支配をゆだね、エデンに住まわせ、女を与えるなど祝福の源です。

「女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるようにそそのかしていた。」(3:6)とあるように、見た目で判断して禁じられた実を食べてしまいました。
食べたとたん、二人の間にいちじくの葉という邪魔ものが入り込むとともに、神を避けて隠れるというように、対人、対神関係が歪み、生き生きした関係が失われてしまいました。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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