大きな喜び

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キリストは、高みからわたしたちを見るのでなく、弱く貧しいわたしたちを救うために低き人となった救い主です。

大きな喜び  ルカ2:1-20

ベツレヘムで生まれた赤子イエスが家畜小屋で生まれ、飼い葉おけに寝かされたのは、身ごもっていたマリアを気遣ったため、ベツレヘムに着いた時には先客が大勢いて、宿屋には泊まる場所がなかったからである、と言われます。人々に押し出され、追い出されたような場所での誕生です。

 この普通でない生まれ方には、救い主イエスについての象徴的な意味があります。イエスとは、神の永遠のみ子がその栄光を捨てて人となり、しかもしもべの身分となり、へりくだって、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで身を低くした(フィリピ2:7,8)救い主です。いやしくも飼い葉おけに生まれ、十字架の死によって生涯を閉じるという、初め方と終り方は、人には無価値に見える点で一致しています。この飼い葉おけ、また十字架に神の救いを見るのがキリスト教です。

 救い主イエスの誕生が主の天使により羊飼いたちに伝えられました。当時の羊飼いは、人々からさげすまれ、神の救いも届かないと思われていた人たちです。「野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた」との記述は、かれらのおかれた境遇をあらわしています。野宿生活で、夜も休めない厳しい境遇におかれた人々です。

 けれども、神の眼差しは彼らにこそ向けられていました。誕生直後、羊飼いたちは、「主の天使」により、「主の栄光」に照らされ、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」と告げられました。

 「あなたがた」のための救い主であるしるしは、「飼い葉おけ」の中に寝ている乳飲み子であることです。「飼い葉おけ」とは家畜のえさ箱であり、羊飼いの生活そのものを示しています。王宮のベッドの上の赤子であれば羊飼いの生活、喜び、苦悩、希望とは無関係に思えます。羊飼いは、飼い葉おけに眠る救い主に心を躍らせたことでしょう。

 キリストは、高みからわたしたちを見るのでなく、弱く貧しいわたしたちを救うために低き人となった救い主です。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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