毎週日曜日は礼拝の日
仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会（きとうかい＝お祈りの会）がおすすめです。
- 日曜日 朝の礼拝
- 午前10時30分～12時00分
- 必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
- 水曜日 祈祷会
- 14時00分から15時30分
- こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。
イエスを裏切る マルコ14:10-21
イエスは、一人の女性から高価な香油をそそがれたことを埋葬の準備と意味づけして、十字架の死に備えました。
一方で、イエス殺害を狙う祭司長たちは過越祭の間はやめておこうと決めていました。ところがイエスの弟子の一人であるユダがイエスを引き渡すと持ちかけ、金を受け取ったことで、ことが動き始めます。ヨハネ12:1以下に、ユダは金入れを預かっていたが中身をごまかしていたとあるので、魔が差したのかもしれません。
過越の祭りの子羊を屠る日、イエスは弟子を遣わして過越の食事の準備をさせました。都に入ったら水がめを運ぶ者に会うから、ついて行って「先生が過越の食事をする部屋はどこか」と聞けば、整った二回の部屋を見せてくれる。そこに用意しなさい。これがイエスの指示です。
弟子が都に行くと、イエスの行ったとおりであったので、過越の食事の用意は整い、夕方に食事が始まりました。晩餐の席でイエスが最初に語ったことが、この中の一人が「わたしを裏切ろうとしている」でした。「裏切った」ではありません。すでに祭司長たちと話をつけてはいましたが、まだ計画は実現していないので「裏切ろうとしている」のです。また、イエスはユダの裏切りを知っていましたが、ユダを名指しするのではなく、ユダだけにわかる言葉を選んでいます。
それゆえユダは、たくらみを中断することもできましたが、そうはしませんでした。逆に、イエスに知られていることが分かったので、すぐさま祭司長たちのところに駆け込んだと思われます。イエス逮捕に失敗するとお金が入ってこないのですから。実際にユダは彼らを手引きしてあらわれ、イエス逮捕へと進んでいきます。
過越の食事のため、イエスは弟子たちを遣わすのですが、実際にはイエスによって準備が整っていて、弟子はそれを確認するために出かけたように見えます。
弟子たちは、十字架のできごとは神によって既に準備されていたことを、このできごとをとおして後に理解したことでしょう。