毎週日曜日は礼拝の日
仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。
- 日曜日 朝の礼拝
- 午前10時30分~12時00分
- 必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
- 水曜日 祈祷会
- 14時00分から15時30分
- こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。
宗教改革3
宗教改革は再発見された聖書によって力をえたできごとです。
マルティン・ルターは、アウグスティヌス修道会のまじめな修道士であり、カトリック信仰の中で、救いの確信をえることができずに苦悩を深めていました。その中で、ロマ1:17「正しい者は信仰によって生きる」を、信仰によってのみキリストの義にあずかり、義人として救われるという意味であるとの理解にいたり、救いの確信をえました。義人は信仰によって生きる、すなわち「信仰義認」の教理です。
この信仰義認を解釈規準として聖書全体を読み直し、聖書が教えるキリストの福音に納得しました。この意味で聖書(福音)の再発見です。
カトリック教会は、神の啓示を聖書に限定せず、イエスから使徒たちに口づたえされた教えと主張する伝承を神の啓示とし、その伝承を用いて聖書を解釈していました。事実上、伝承が聖書の上位にある啓示です。信仰義認をはじめとするプロテスタントの教理を否定する力となったのがこの伝承です。この伝承の主たる継承者が教皇です。
プロテスタント教会は、伝承を認めず、聖書のみを神の啓示としたことで、神の唯一の啓示としての聖書を再発見しました。
カトリック教会はラテン語訳の旧新聖書を正式な聖書として採用していました。プロテスタント教会は、旧約とはそもそもヘブル語で書かれたのであるから、ヘブル語テキストが原典であり、新約はギリシア語テキストが原典であると主張して、原典にもとづく旧新約聖書を回復しました。これも聖書の再発見です。
カトリックは外典と呼ばれる15冊の書物を聖書の中に含めていました。外典とは、ヘブル語旧約聖書にないが、ギリシア語70人訳聖書に入っている15冊の書物です。現在の新共同訳聖書の中に「旧約聖書続編」という書名で入っています。プロテスタント教会は、外典を排除したことで、聖書の範囲を限定し、正しい意味で旧新約聖書にもとづくキリスト教を再建しました。
宗教改革は、聖書の再発見と同時に起こったできごとです。