高価なささげもの

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高価なささげもの

神殿制度は全面的に腐敗しており、枯れたいちじくの木のように(11:14,20)捨てられることになるのですが、その神殿の中でやもめの信仰が成立しています。信仰は器(神殿制度)に左右されません。

高価な献げ物 マルコ12:41-44

今日の箇所は、神殿の中で教えるイエスの最後です。11:15以下で境内にいる商売人を追い出したあと、イエスは祭司長、律法学者、長老、ファリサイ派、ヘロデ派、サドカイ派などと論争を重ねてきましたが、境内における最後の場面で一人のやもめが登場します。

「やもめの家を食い物にし」(12:40)、と律法学者についてイエスが非難したやもめです。また、強盗の巣と非難される神殿において(11:17)、やもめの姿は際立っています。

イエスが賽銭箱の前に座っていると、大勢の金持ちがたくさん入れている中、貧しいやもめがレプトン銅貨二枚をささげたのを見ました。イエスは弟子たちをわざわざ呼び寄せて、このやもめがだれよりもたくさんささげたと語りました。

レプトン銅貨とはローマの貨幣の中で最小のコインです。全財産である二枚のレプトン銅貨を、二枚とも賽銭箱に入れたのです。有り余る中からささげられた多額のものより、二枚のレプトンの方が多額であるというイエスの評価・計算方法について、現在の献金とかさねて、理解したいと考えます。

①当時のささげものも現在の献金についても、神はささげる物・額を受け入れるのではなく、ささげる信仰を受け入れます。

②わたしたちは、献身のしるしとしてささげるのですから、本当にささげるのは、わたしたち自身です。神とともに生きる生活、その生活を導く信仰をささげることが献金の真の意味です。

③神への全面的信頼が、レプタ銅貨二枚をささげる行為となりました。

④神殿制度は全面的に腐敗しており、枯れたいちじくの木のように(11:14,20)捨てられることになるのですが、その神殿の中でやもめの信仰が成立しています。信仰は器(神殿制度)に左右されません。

⑤地上の神殿にかわって復活の主がまことの神殿となり、今はイエスにおいて献身し、献金をささげています。イエスの評価方法に信頼し、それぞれの立場で自分自身をささげましょう。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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