毎週日曜日は礼拝の日
仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。
- 日曜日 朝の礼拝
- 午前10時30分~12時00分
- 必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
- 水曜日 祈祷会
- 14時00分から15時30分
- こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。
宗教改革1
10月31日は宗教改革記念日です。この機会に宗教改革について考えたいと思います。
宗教改革は歴史的できごとであり、その評価は、立場によってかわるだけでなく、宗教改革500年を終えた近年大きくかわりつつあります。基本的には、プロテスタント・改革派教会の観点から考えます。
宗教改革は1517年10月31日、ドイツの修道士マルティン・ルターがヴィッテンベルク城の教会の扉に95箇条の張り紙をしたことによってはじまった、といわれます。宗教改革の中心理念は「信仰義認」であり、この理念を支えたのが再発見された聖書です。
宗教改革の終了については、1555年アウグスブルクの宗教和議でルター派が公認された頃との考え方もあります。わたしたちの教会の信条であるウェストミンスター信条の成立が1640年代ですから、それまでを宗教改革時代とすることもできます。歴史的なできごとを年代で区切ることはそもそもできません。
宗教改革がどこで起こったのかについては、世界のキリスト教を認識する上で重要です。宗教改革は西方教会と呼ばれるラテン語を使うローマ・カトリック教会において起こりました。教皇を頂点とした一つのローマ教会がルター派教会、改革派教会、再洗礼派などに分裂して、ローマ教会の支配下にない教派教会が誕生し、今日まで続いています。「教派」とは、宗教改革によってできた新しい概念です。
ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、ロシア正教会など東方正教会について報道されることがあります。東方正教会は、16世紀の宗教改革とは無関係です。東方正教会とは、ギリシア語を使う教会で、起源をたどればギリシア語で記された新約聖書にまでさかのぼれるのですが、教理論争や西方十字軍による帝都コンスタンティノポリスの残虐な占領などの結果、13世紀前後に西方教会と関係を断った教会です。
プロテスタントは、カトリックから出てきた西方伝統の教会であり、カトリック教会との関係で自己を確立してきました。