毎週日曜日は礼拝の日
仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。
- 日曜日 朝の礼拝
- 午前10時30分~12時00分
- 必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
- 水曜日 祈祷会
- 14時00分から15時30分
- こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。
赤子イエスの誕生が天使によって最初に知らされたのは、野宿をしていた羊飼いたちでした。しかも、「今日・・・お生まれになった」とあるので、時をおかずに伝えられました。また、イエスと羊飼いは特別な関係として描かれています。
第一に、以下のとおり共通することがらにより。
①赤子は宿屋には泊まる場所がない。羊飼いも家ではなく野宿。
②寝かされたのは飼い葉おけ。羊飼いにとって飼い葉は必需品。
③天使によるマリアへの受胎告知。天使による羊飼いへの誕生告知。
第二に、天使のみ告げには、羊飼いに向けたことば「あなたがた」が繰り返され、強調されています。
①新共同訳聖書には訳出されていませんが、正確には「民全体に与えられる大きな喜びを『あなたがたに』告げる」となっている。
②「あなたがたのための救い主がお生まれになった」。
③飼い葉おけに寝ていることが「あなたがへのしるしである」。
羊飼いは「飼い葉おけに寝かせてある乳飲み子をさがしあてた」。
羊飼いのための救い主が生まれたことを描くのがルカのキリスト誕生物語です。
「いと高きところに栄光、神にあれ
地には平和、御心に適う人にあれ」
この賛美における、神の栄光とは羊飼いを救う栄光です。そして神の平和(平安)は羊飼いたちのものです。
この時代、羊飼いは、人から見棄てられ、神の救いにあずかることもできないとみなされていました。すなわちまずしい人々です。このまずしい人々のための救い主をベツレヘムで誕生させるために、神は皇帝アウグストゥスを自分のしもべとして使いました。「権力ある者をその座から引き下ろし、身分の低い者を高く上げ」(ルカ1:52)。
この羊飼いは、神の救いにあずかるわたしたちのことです。まずしいことを恥じず。まずしい者であることを喜びたいと思います。