毎週日曜日は礼拝の日
仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。
- 日曜日 朝の礼拝
- 午前10時30分~12時00分
- 必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
- 水曜日 祈祷会
- 14時00分から15時30分
- こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。
本日の礼拝からウェストミンスター小教理問答を用います。
ウ小教理は、わたしたち日本キリスト改革派教会の信仰規準の一つであり、世界の改革派伝統の中で最もよく使われています。
小教理の問1は、「神の栄光をあらわす(glorify God)」ことと「神をよろこぶ(enjoy God)」ことが人の生きる目的であるとする有名な問答です。この問1は、小教理全体のスタートラインであるとともに、目指すべきゴールです。すなわち、洗礼を受けるとは問1の生き方がはじまるということであり、クリスチャン生活のゴールもまた問1であるということです。いわばマラソンのスタート地点とゴールが同じ場所であるようなものです。
神の栄光をあらわすことがわたしにできるだろうか、とてもできない、と思う方もおられるでしょう。問1が示す生き方の内実、すなわち、42.195キロの道のりは、神と共に生きる信仰生活です。この道のりは平坦でないかもしれませんが、そのため、古来教会が行ってきたことは、使徒信条、十戒、主の祈り、礼典を教えて、信者の信仰生活を支えることでした。
ウ小教理は使徒信条を直接使っていませんが、問3~問38の教理編は使徒信条を改革派信仰によって言い直したものであり、実体は使徒信条です。それゆえ、ウ小教理もハイデルベルクも、扱う順序はちがいますが、使徒信条、十戒、礼典、主の祈りが全体の柱です。カトリック教会の信仰問答もこの4つが柱です。実は、この4つを解説すると教理と信仰生活の全体をカバーすることができるので、各々の立場でこの4つを解説することが、教派をこえて、信仰問答の役割となっているのです。
小教理の問1について難しく議論されることもありますが、そもそも、小教理は、信仰的・神学的エリートを養成するためではなく、普通の信徒の信仰生活を支えるためのものです。問1が求める信仰生活は、特殊なものではなく、小教理にしたがって上記4つを大切に守る生活です。神の栄光をあらわすことなどとてもできないと考えるのではなく、使徒信条、十戒、主の祈り、礼典を大切にして毎日を過ごすことが問1の意味であり、教会生活を守ることが眼目であると考えてください。