2021年01月01日「善き力に守られて」

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善き力に守られて

日付
説教
橋谷英徳 牧師
聖書
ヨハネの黙示録 1章9節~21節

音声ファイル

聖書の言葉

9わたしは、あなたがたの兄弟であり、共にイエスと結ばれて、その苦難、支配、忍耐にあずかっているヨハネである。わたしは、神の言葉とイエスの証しのゆえに、パトモスと呼ばれる島にいた。 10ある主の日のこと、わたしは“霊”に満たされていたが、後ろの方でラッパのように響く大声を聞いた。 11その声はこう言った。「あなたの見ていることを巻物に書いて、エフェソ、スミルナ、ペルガモン、ティアティラ、サルディス、フィラデルフィア、ラオディキアの七つの教会に送れ。」
12わたしは、語りかける声の主を見ようとして振り向いた。振り向くと、七つの金の燭台が見え、 13燭台の中央には、人の子のような方がおり、足まで届く衣を着て、胸には金の帯を締めておられた。 14その頭、その髪の毛は、白い羊毛に似て、雪のように白く、目はまるで燃え盛る炎、 15足は炉で精錬されたしんちゅうのように輝き、声は大水のとどろきのようであった。 16右の手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出て、顔は強く照り輝く太陽のようであった。
17わたしは、その方を見ると、その足もとに倒れて、死んだようになった。すると、その方は右手をわたしの上に置いて言われた。「恐れるな。わたしは最初の者にして最後の者、 18また生きている者である。一度は死んだが、見よ、世々限りなく生きて、死と陰府の鍵を持っている。 19さあ、見たことを、今あることを、今後起ころうとしていることを書き留めよ。 20あなたは、わたしの右の手に七つの星と、七つの金の燭台とを見たが、それらの秘められた意味はこうだ。七つの星は七つの教会の天使たち、七つの燭台は七つの教会である。
© Executive Committee of the Common Bible Translation 共同訳聖書実行委ヨハネの黙示録 1章9節~21節

メッセージ

この説教には原稿がありませんでした、メモのみですので録音をお聞きください。

引用しましたボンヘッファーの獄中での詩のみ以下に記しておきます

「主のよき力に、確かに、静かに、取り囲まれ、

不思議にも守られ、慰められて、

私はここでの日々を君たちと共に生き、

君たちと共に新年を迎えようとしています。

過ぎ去ろうとしている時は、私たちの心をなおも悩まし、

悪夢のような日々の重荷は、私たちをなおも圧し続けています。

ああ、主よ、どうかこのおびえおののく魂に、

あなたが備えている救いを与えてください。

あなたが、もし、私たちに、苦き杯を、苦汁にあふれる杯を、

なみなみとついで、差し出すなら、

私たちはそれを恐れず、感謝して、

いつくしみと愛に満ちたあなたの手から受け取りましょう。

しかし、もし、あなたが、私たちにもう一度喜びを、

この世と、まぶしいばかりに輝く太陽に対する喜びを与えてくださるなら、

私たちは過ぎ去った日々のことをすべて思い起こしましょう。

私たちのこの世の生のすべては、あなたのものです。

あなたがこの闇の中にもたらしたろうそくを、

どうか今こそ暖かく、明るく燃やしてください。

そしてできるなら、引き裂かれた私たちをもう一度、結び合わせてください。

あなたの光が夜の闇の中でこそ輝くことを、私たちは知っています。

深い静けさが私たちを包んでいる今、この時に、

私たちに、聞かせてください。

私たちのまわりに広がる目に見えない世界のあふれるばかりの響きを、

あなたのすべての子供たちが高らかにうたう讃美の歌声を。

主のよき力に、不思議にも守られて、

私たちは、来たるべきものを安らかに待ち受けます。

神は、朝に、夕に、私たちのそばにいるでしょう。

そして、私たちが迎える新しい日々も、神は必ず、私たちと共にいるでしょう。」