2024年05月20日「聖霊よ、来てください」
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聖霊よ、来てください
- 日付
- 説教
- 橋谷英徳 牧師
- 聖書
使徒言行録 2章1節~13節
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聖書の言葉
1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、 2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。 3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、 6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。 7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。 8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。 9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、 10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、 11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」 12人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。 13しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。使徒言行録 2章1節~13節
メッセージ
この日、公開した「教会のことば」( 説教でも引用しています)
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関キリスト教会は1891年濃尾大地震のときに、伝道を開始した教会です。
わたしたちは中部中会の65周年に際し、教会のことばを言い表します。
1.礼拝共同体としての教会
教会の生命は礼拝です。わたしたちは改革派教会のひとつの枝として、礼拝に臨在される、まことの羊飼いである主イエス・キリストに従い、御言葉の説教と聖餐によって養われつつ歩んでいきます。
2.愛の共同体として教会
キリストは愛と喜びと平和をわたしたちにお与えくださいます。それゆえ、わたしたちは、神の家族として、キリストの御言葉と聖霊の恵みによって、互いに赦し合い、配慮し合い、助け合いながら、共に生きる交わりとなるよう祈りつつ努めます。
3.開かれた教会
イエス・キリストはすべての人の主です。それゆえわたしたちは、こどもたちや高齢者、男性や女性や性的少数者、障がいや心の病を持つ人びと、外国籍の人びとなどが、差別されたり非難されたりすることなく、自由や尊厳が守られて、安心して教会に集えるように努めてゆきます。わたしたちは教会の門を広く開き、手を大きく広げられているキリストのもとにすべての人びとを招きます。
4.宣教する教会
わたしたちは子なるイエス・キリストのみを主とし、この地方、この街の異教的な慣習に倣うことをしません。しかし、それとともに、この地方、この街に根ざし、ここに住む人びとを心から愛し、彼らのために祈り、共に生きつつ、福音の伝道を忍耐強く続けます。
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*解説
改革派中部中会の65周年に際して、中会の各個教会は「教会の言葉」を作成することになりました。
ヨーロッパの改革派教会などでは、歴史的な岐路や危機的状況のなかで各個教会においても、プロクレイム(宣言)と呼ばれる文書が作られることがありましたが、この「教会のことば」もそのような文書の一つだと思っています。
関教会は長老主義教会ですので、6名の長老たちの合議によって定められ、このペンテコステの主日の礼拝で公にしました。
以下のようなことに留意しています。
・できうる限り、簡潔、シンプルであること
・今まで関教会でたいせつにしてきたこと、これからもたいせつにしていきたいことをことばにする
・1、2は原理的なことで3、4に中心点があるが、
3は今、世界の諸教会で語られ始めているセーフチャーチの視点からのことば