月報巻頭言 Vol51「主を求めよ、そして生きよ」

月報巻頭言 Vol51「主を求めよ、そして生きよ」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 7月号は「主を求めよ、そして生きよ」(アモス書5章4節、6節) のみ言葉から、第51話「礼拝と讃美について①」です。

これまで6回にわたって賛美と讃美歌について学んできました。

ここで少し私たちが考えておきたいこと。それは礼拝と賛美の関係についてです。
最近ワーシップ・ソングという言葉を耳にします。
若い方々のつどいなどで歌われる、
ギターなどを用いた賛美を指す言葉だそうです。

これからは夏のキャンプシーズンにもなりますから、
幼い兄弟姉妹たちと出会い、共に賛美をする機会に恵まれます。
年齢的にも疲れはおぼえるのですが、
それ以上に恵まれる体験で、
皆さまもかなうことなら、
賛美をするためだけに来ていただきたいほどです。
なぜそれほどに恵まれるのか。
それはささげられるその幼い賛美を主がお喜びくださっているからです。

そもそもワーシップとは礼拝のことです。
ですからワーシップ・ソングとは直訳すれば“礼拝歌”です。
そしてそれらの歌はおもに、
預言書や詩編にあるみ言葉から紡がれた歌詞が歌われています。
ですから、その基本的な方向性として、
讃美歌と礼拝歌に違いはありません。
み言葉を曲に合わせて
平易な言葉で奏楽者にリードされながら共に歌う。
その意味で讃美歌も礼拝歌もどちらも賛美であり、
主に向かって歌う歌です。

ただその賛美の取り扱いには注意が必要でもあるようです。
なぜなら旧約聖書のアモス書には、
「お前たちの騒がしい歌をわたしから遠ざけよ。竪琴の音もわたしは聞かない。」
(5:23)とのみ言葉があるからです。
このみ言葉は神が聞いてくださらない賛美があることを示しています。
ただ、ある種の歌や楽器、
あるいはその音量的な”騒がしさ“がここで問題視されているわけではありません。
なぜならその前に
主は預言者アモスを通して「主を求めよ、そして生きよ。」(5章4節、6節)と、
繰り返し命じておられるからです。
つまりもっぱら人間的な行為として、
あたかも神を賛美するようなフリをすること。
形だけの賛美を私たちの主は厭われるということです。

その意味で心から主を礼拝することと、
真実なる賛美とは離れがたく結びついています。
そのことは詩編96編を読むだけで理解することが出来ます。

諸国の民よ、こぞって主に帰せよ
栄光と力を主に帰せよ。
聖なる輝きに満ちる主にひれ伏せ。
全地よ、御前におののけ。
(詩編96編7節~9節)

この「ひれ伏す」という言葉が礼拝を意味する言葉です。
つまり賛美とは歌う私たちをなにか人間的に高めるためではなく、
いと高き主のご栄光と御力を乞い、
礼拝するために歌う。
楽器もそのために用いようとすることがなによりも中心的で、
大切だということです。

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