月報巻頭言 Vol49「主に向かって心からほめ歌いなさい」

月報巻頭言 Vol49「主に向かって心からほめ歌いなさい」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 5月号は「主に向かって心からほめ歌いなさい」(エフェソ5:19) のみ言葉から、第49話「賛美と讃美歌について⑤」です。

神への賛美を通してなされる私たちの成長。
前回は詩編やネヘミヤ記のみ言葉と、
マーシュ牧師からのお勧めを通して、
賛美は私たちの信仰生活、
ひいては教会そのものを力強く成長させていくことを知りました。

そもそも神が人に音楽をお与えになったのは御自身の栄光をあらわすためですから、
賛美を通して成長を考え、
また取り組むことは教会としても当然のことです。
ですから神は賛美を通して私たちの日々をいきいきと、
また豊かに成長させてくださいます。

ではその賛美を通してなされる成長とは、どのような成長なのか。
今月はマーシュ牧師がそのことをどう教えているのかを学びたいと思います。
そのことを示すためにマーシュ牧師が
「賛美と礼拝」の中でたびたび挙げておられる一つのみ言葉に注目します。
それが冒頭に示したエフェソ書のみ言葉「主に向かって心からほめ歌いなさい」です。

マーシュ牧師はまずこのみ言葉を通して、
神がささげる賛美を通して私たちの何を見ておられるのかを明らかにしています。
神は賛美をする私たちの心に関心を持っておられる。
それ故に使徒パウロは私たちが主に向かって心からの賛美をささげるよう求めている、と言います。そしてその歌こそが聖書で言われるところの“新しい歌”だと言うのです。

私たちが罪の生活から解放される前は、
この世の歌しか知りませんでした。
この世の歌は人の魂のうちに生まれ、
魂の生活しか表現できませんでした。
その魂は人間が自分を意識する部分であり、
人間の人格の中心の位置を占め、
精神、意志、感情を司っています。
魂より生まれるこの世の歌は肉体と結びつくことによって、
より一層、人間を自己満足に浸らせるようになる。
そうマーシュ牧師は言うのです。
「この世の歌のめざすところは、娯楽であり、、、
感情を喜ばすために歌われるのです。
、、、これに対して新しい歌は人間の霊の中から生まれます。
霊は人間が神を意識するところであり、
目には見えず、永遠のものです。
、、、神は霊が人間を支配する力となることを願っておられます。
霊が生き返る時、霊は魂と肉体が神に従順になって歩むように方向づけをします。
(「賛美と礼拝」、14頁)

つまり、詩編にある数々の「新しい歌」とは、
主に贖われた者たちの霊的な歌、
神のなされる創造的なわざであるということです。

このことは私自身の経験とも重なることでした。
その経験とは、小学生のお子さんたちと共にした合同夏期学校での経験です。
最初は慣れない環境、
また見知らぬお友達もいて、
お子さんたちのささげる賛美の声はとても小さいのです。
それが先生方のリードを受けて少しずつ大きく、
また力強くなっていく。
そして最終日には
体育館に響き渡るような声の賛美になるのです。
その声と姿はまるでイザヤ書12章に綴られた
「救いの泉から水を汲む」民のようでもありました。

疲れを知らぬ子どもたちと相対することは
身体的には大変なのですが、私自身毎回本当に驚かされ、
また霊的に満たされ、励まされました。
そして今回の学びを通して私は、どなたから励まされていたのかが分かりました。
それは子どもたちがまさに新しい歌を主に向かって歌っており、
その心を主がお喜びくださっているからだということです。

マーシュ牧師は、それが神による創造的なみわざであるがゆえに
「私たちの歌が魂の歌から、霊の歌に変わる時、驚くべきことが起こる」と言います。
それは賛美する人々が神を見て、
神への聖なる畏敬の念をもち、
神に信頼するようになるからだというのです。
主イエス・キリストは
「わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、
その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」
と言われました(ヨハネ7:38)。
たとえ今まで何度も歌った讃美歌であったとしても、
神の霊に導かれ、生まれる歌は、新しく人々に生命を与える。
与えられたその新たな生命を通して為されるのが私たちの、
教会としての成長だということです。

神は私たちが健やかに成長できるよう、
いつも新しい歌を歌い続けることを求めておられます。
それは神に向かって心からの賛美をささげるということです。
この月の終わりには阪神地区6教会合同の賛美礼拝も用意されています。
私たち西谷教会はその6教会のたゆまぬ伝道と成長の証しでもあります。
主が立てたもうた教会として、この西谷の地からも新しい歌を届けましょう。

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