月報巻頭言 Vol45「新しい歌を主に向かって歌え」
西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 2026年の最初のタイトルは「新しい歌を主に向かって歌え」です。
新しい年の訪れを主に感謝し、主を賛美いたします。
2026 年もどうぞよろしくお願いいたします。
教会の運営委員会では、「賛美」について昨年の末ごろから少しずつ話し合いを始めています。
それは、伝道地にある私たち西谷教会こそ、神への賛美を通して豊かに育まれたい。そのような思いからのことです。
思えばクリスチャンの方は、お互いの手紙の書き出しに「賛美」または「讃美」という意味の言葉を使いますね。「神さまをほめたたえます」、「あがめます」などという書き方で、伝えようとする自分の願いや思いの前に、まずはすべてのことを統べ治められる神さまを賛美することから始める、始めたい。たとえミュージカル作品のようにいきなり歌いださないまでも、そのような思いとして書きあらわされているのでしょう。
余談ですがよく質問とご指摘を受けるのは「讃美」と「賛美」の違いです。日本のプロテスタント教会は古くから「讃美」を用いてきました。日本キリスト教団出版局発行の「教会音楽ガイド」(1975 年出版)によれば、神のなされる御業としての「言」への、会衆からの応答として「讃美」としたようです。一方1956 年に「賛美」が常用漢字とされたため、今では聖書を含めた教会の公的文章にはおもに「賛美」が用いられています。
西谷では伝道的に「讃美」を使い続けていますが、どちらのさんびも間違いではありません。強いて言うならば讃美は固有名詞、賛美が通常というのが日本聖書協会の公式見解だそうです。
さて、その賛美に関すること。聖書の言葉は知らずとも、世の中には讃美歌をご存じでいて下さる方
が多くおられます。その点で教会の賛美や讃美歌はもはや信仰者ならずとも、身近なものと言えそうです。ですが、ときとして身近なものでありすぎるがゆえについて、多くの方々から多様なご意見を頂きます。そしてこれまでその矢面に立ってくださっているのは委員・役員側というよりも、むしろ奏楽を担ってくださる奏楽者の方々ではなかったかなと反省をしています。
そしてその反省の中で、私は賛美やその歴史について、また奏楽者の置かれている立場、なにより礼拝として大切にすべきことについて、私自身があまりよく意識しないままでいた。そう思わされました。それはこの月報の書き始めで申し上げていた「慣れ」のこともあるでしょう。そのため運営委員会では、もう少し狭い意味合いで、礼拝式における賛美や讃美歌について奏楽者のご意見を伺いつつ、話し合いを進め始めています。そしてその話し合いの前提として、自らの悔い改めを含め少しずつ賛美や讃美歌、教会音楽についての色々な書物を手に取り、学びなおしています。
さて、そのようにこの月報を通して賛美について私たちが考え、学んでいく上で、まずは聖書が賛美についてどう記しているかを、知ることから始めたいと思いました。
聖書が示している初めての賛美は出エジプト記15 章に登場する、新共同訳聖書では「海の歌」との表題が付けられた歌です。そこには「モーセとイスラエルの民」(1節)が歌った主に対する賛美の歌だと記されています。その内容は「主はわたしの救いとなってくださった。」(2 節)という神への告白の言葉です。その直前に記されている通りのこと、主がなされたそのような壮大なる救いの業を見て、その応答として高らかにその主の御業をほめたたえたのでした。
また聖書に記されている賛美の代表格が詩編であることは言うまでもありません。冒頭に記したのは詩編96 編、また98 編の冒頭に出て来るみ言葉です。今年の日本キリスト改革派教会機関誌「リジョイス」の最初の3 日間も詩編から始められていました。それは私たちの教会が一つとなって、三度、み言葉と共に神賛美から始めているということでしょう。
私たち日本キリスト改革派教会には、礼拝指針があり、そこでしっかりと公的礼拝における諸要素の
一つとしての賛美のあり方が定められています。礼拝のいつ、どのように賛美するか等、細かくは小会というそれぞれの教会に備えられた役員会議による判断に委ねられていますが、西谷教会の賛美
もその指針に則っています。
私自身の学びは未だ不十分ですが、それを言い訳とせず、あえてこのように公の文章として取りまと
めていくことが大切だと思いました。それは敢えて、その学びが皆さまの目に触れるということでご意見やご批判の対象ともなるからです。そしてそのことを通して教会の礼拝と、私たちが心を合わせて為す賛美を神が御子イエスにあって受け入れてくださり、豊かに用いてくださることを何よりも願っています。
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西谷教会の礼拝出席に事前予約などは必要ありません。しかし
「車で行くので駐車場の案内をしてほしいです。」
「子供連れで行きたいので母子室を利用したいのですが…」
「なるべく前のほう(後ろのほう)の席に座りたいです。」
などなど初めての礼拝出席において、あらかじめリクエストやご質問がある方は「礼拝参加予約フォーム」からその旨お伝えいただくと、当日の受付案内がよりスムーズに行えます。
