教会で「バケツ稲づくり」をはじめてみました その9
「一粒のお米をバケツで育てる」バケツ稲プロジェクト♪ 機関誌の「リジョイス」にて掲載中の呼びかけに応じて「はじめてみた」を赤裸々に報告しています。 第9回目は「意外な邪魔者」です。
「一粒のお米をバケツで育てる」バケツ稲プロジェクト♪
前回、「バケツ稲プロジェクト」が、ようやくそのバケツの手前まで来たことをお伝えしました。稲たちが無事に苗となり、バケツにたどり着いてくれることを願うばかりですか、実際にそうなるまでには少し時間があります。なので今回は少し周囲の農家さんに伺った大切な準備のお話をご紹介します。
さて皆さんは、お米をスクスクと育てるためにこの時期、何が大切だと思いますか?率直に疑問だったので、出会う方に色々伺ってみると、田植えに至るまでに皆さんが最も気をつかわれるのは、お水の管理だということでした。多すぎず、少なすぎずという見極めが重要なのだそうです。今はもう田植えが済んでいますし、梅雨の時期を迎えていますから、田畑に水は豊富にあります。田植えの済んだ畝のところを散歩するカラスもなんだか楽しそうです。
ただ、今年の田植え直前の準備期間だった5月の初めから中頃は雨が少ない状況で、川から普通に水をひいてもなかなか田んぼに水がいきわたらない状況でした。そのため、各地でポンプで水を上げたり、また村の皆さんで集まって、少し小川をせき止めて水が田んぼのほうに流れるようにと、あちこちで工夫をされている姿をお見かけしました。
それに加えて、自分の田んぼにどれだけのお水が入り、また出て行くのかを管理するのも大切だそうです。管理とは雨がふれば、ちゃんと流れるように排水側のところを開けること。そして雨が止めばそこを閉じて、ある程度の水量がたんぼにあるように維持をするということです。植えたばかりの最初の時期の水加減を気をつけてバッチリやれば、あとは大丈夫。そういうお話もお伺いしました。
その際、意外な邪魔者がいるんだよ、何かわかる?とのご質問。
なんですか?とお伺いすると「もぐら」なんだそうです。もぐらは肉食だそうで、作物はそんなに荒らさないのだそうですが、水が入るともぐらのおうちが水浸しになってしまうので、穴を掘って水が溜まらないようにしちゃうんだそうです。写真の左下のところ、トタンで区切られたところの境目にある穴が、どうやらそのもぐらによる穴のようです。
対策として、色々ノウハウはあるそうですが、しっかりとした対策は、コンクリ―トの側溝で囲うというもの。でもこうするのはお金も手間もかかりますよね。だからそうなっていない田んぼもたくさんあって、昔ながらの知恵としては、あぜ道を焼いたりする(モグラの嗅覚は人間の30倍なのだとか。火事が怖いもぐらはすぐに逃げちゃうのだそう)、ヒガンバナを植える(人間には毒性があり、モグラにはとても苦いらしい)のだとか。
もぐらとの戦いというとなんとなく微笑ましく、またバケツ稲に挑戦している私としては関係も薄いのですが、やっぱり自分事として考えるなら決して笑えません。シカやイノシシ、またアライグマなどの被害はよく聞きますが、もぐらという新たなお話を伺えて参考になりました。
ちなみにそこまで数多くはないのですが、聖書にも「もぐら」はしっかりと登場しています。聖書の時代の人々は、どんなふうにもぐら対策していたのかなと考えるのも面白いですよね。お時間あるときに、一度聖書を探してみてくださいね♪
ではでは、次回もまたお楽しみに♪
※プロジェクトの元ネタ、機関誌「リジョイス」に関するご紹介はこちらから。
https://jesus-web.org/published/rejoice/
※前回の記録はコチラから。
https://rcj.gr.jp/nishitani/news/detail.php?id=512
※最初からお読みになりたい方はコチラから。
https://rcj.gr.jp/nishitani/news/detail.php?id=483
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