月報巻頭言 Vol28「信仰と悔い改めにある主の恵みに生きよう」

月報巻頭言 Vol28「信仰と悔い改めにある主の恵みに生きよう」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 今年のテーマ「苦難の襲うときにも、静かに待ちます」 副題は「信仰と悔い改めにある主の恵みに生きよう」です。

先月、刈谷市で全国から長老・教師方が集まる会議(=大会)がありました。
その会議に先駆けた学びと懇談会(=修養会)では6つのテーマについて発題があり、話し合いのときが持たれました。
その中でひときわ関心が高かったのが創立80周年記念宣言案についてです。
以下でそのタイトルをご紹介します。

創立80周年宣言案「明日への神の国論」
①“BE HIS KINGDOM”「神の国を今ここに!」
②「神の国」の全貌:「神の国を描こう!」
③「神の国」と平和:「神の国の和解に生きよう!」
④「神の国」とディアコニア:「神の国を世界に取り戻そう!」
⑤「神の国」と伝道:「神の国を宣べ伝えよう!」
⑥「神の国」と奉仕:「神の国に仕えよう!」
⑦「神の国」と礼拝:「神の国に触れよう!」
⑧「神の国」と説教・賛美:「神の国を語り歌おう!」
⑨「神の国」と神学:「神の国を神学しよう!」
⑩「神の国」と教会政治:「神の国を教会に実現させよう!」
⑪「神の国」と希望:「神の国を夢見よう!」

“BE HIS KINGDOM”。最初の“BE”とは「ある」や「なる」など存在を表す、訴えかける言葉です。“HIS”は「彼の」ですから、「キリストの」ないしは「神の」と理解していいでしょう。そして“KINGDOM”は「国」、「王国」です。つまり、キリストによって新しくされた私たちが自らの存在を通して神の国を見出し、指し示し、また実現していくという思い。いわば「日本キリスト改革派教会らしさ」がここに込められようとしています。

そのような思いから書かれたそれぞれの項目には、端的な見出しと共に「かぎカッコ文!」が付けられています。これはそれぞれの内容が目にする子どもたちにも直感的に伝わり、印象に残るような工夫なのでしょう。西谷の皆さまなら見出しとその「かぎカッコ文!」を併せてお読み頂くと、「!」ばかりではなく、どこか心の中に「?」という思いを含めた、印象に残る項目があると思っています。

 と、いいますのも、西谷ではちょうどルカによる福音書から主イエスが弟子たちを遣わされる際に「神の国はあなたがたに近づいた」と言われていた箇所を読み進めていたからです。改めて与えられたみ言葉の教えと見出しを見比べつつ、その恵みを味わっていただければと思います。

もう一つ皆さまの中に「!」や「?」が残ると思ったのは、6月のウェストミンスター小教理問答問85に触れていたからです。そこでは神が私たちに求めておられる信仰と悔い改め、そして外的手段のお話をしました。
今回の宣言案を問85以降の小教理問答と合わせて読むと、「?」が「!」になる所もあろうかと思います。そのためにまずなにより問85で、それらの外的手段が大切でこそあれ、それらの行為が教会の力ではないことをご説明しました。むしろ外的手段を通してわたしたちの内側に保たれ、また増し加えられる信仰と悔い改めとが私たちの力です。

それゆえに、と申し上げてよいのだと思いますが、宣言案の終わりほどには「私たちはこの神の国の実現を夢見て、自らの内にある神の国を育みつつ前進します。」という言葉があります。そう書かれているのは、神が様々なBEを通して私たちの信仰と悔い改めとを育んでくださるからです。明日に生きる私たち自身の希望を信仰と悔い改めにある主の恵みに見ていく、ということ。そのことを見える教会の姿を通して示していくことを宣言案は伝えようとしています。

またなにかの機会を通して宣言案をご紹介できることを願っています。

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