月報巻頭言 Vol14「主が成し遂げられた驚くべき御業②」
西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 通年テーマは「主にある喜びと感謝に満たされて語り継ぐ」 第14回目の副題は「主が成し遂げられた驚くべき御業②」です。
先月から妻へと語り継ぐ恵みにおいて忘れられないことを綴っています。
今月は私たち夫婦にとって忘れられない2021年のことを与えられたみ言葉と共に思い起こします。
2021年の伊丹・西谷教会年報を読むと、
与えられていた年間聖句はマタイ6:13、そしてイザヤ2:3、5。
そこから「試みに打ち勝ち、光の中を歩む」との方針が与えられていました。
私がその年の始まりに派遣先であった園田教会で与かったみ言葉は
「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)でした。
この年、西谷ではコロナ過の中、3名の会員を主の御もとに送り、久しぶりの受洗者が与えられ、
そして初めての結婚式が執り行われつつ、牧師が引退をされた年でした。
私たち夫婦にとりましては、1月に父が腰椎を骨折し歩行困難となり、身体介助が必要になりました。
2月には東京に行っていた娘が心身不調で倒れたため迎えに行きました。
3月から父の心不全が悪化し、また娘に与えられた新しい命について本人たちの意志を確認しに行きました。
4月から父のことで兄と共に通院を繰り返しつつ、回復か最後かに備えて実家を改修したり、引っ越したりしましたが、5月に父を送りました。
また夏期伝道中には尿管結石で倒れたこともありました。
妻とふたりでこの年にあったことを振り返ろうとしましたが、
色々ありすぎてあまりはっきりと覚えていません。
ですから受けたみ言葉を通して改めてその年をふたりで振り返りました。
すると、主は私たち夫婦にみ言葉をもって常にその前に立っていてくださったことを改めて思い起こしました。
特にそのことを強く感じたのはその年召されたひとりの兄弟の葬儀を通して改めてヨハネ14章のみ言葉が与えられたことでした。その年を歩む道すがら、様々なことに悩んでいた私たち夫婦に、主は「心を騒がせるな。神を信じなさい。そしてわたしをも信じなさい。」(ヨハネ14:1)と大変力強く命じてくださいました。若いふたりに今後の意志を問うたのはその二日後です。二人ともキリスト者ではありませんが、その話し合いを始めるにあたってみ言葉を読ませて頂きました。もちろんヨハネ14:1~7のみ言葉からでした。
4月に入り、主はひとりの姉妹の葬儀の際に語られたⅡコリント4:16~18のみ言葉を通して「一時の軽い艱難」とは「比べものにならないほどの重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」と告げてくださいました。その月の終わりには、結婚を決意した娘を伴って共に施設にいた父に報告に行きました。緊急事態宣言前でこれが最後になるかもしれないと思ってのことでした。認知状態が悪化し、ほぼ反応のなかった父でしたが、帰り際、詩編127編を読み祈ると父は起き、娘のことに気付いて、ブイサインまでして娘のことを励ましてくれました。実家の改修はそのまま若い二人と生まれ来る子のための備えとなりました。振り返ってみれば、ヨハネ14:3のみ言葉がそのまま為されたことでした。
2021年に私たちにあったこと。それは試みといえることなのかもしれません。ですがその試みに打ち勝ったのは私たちではありません。いつも主のみ言葉でした。先立つみ言葉があったからこその光の道でした。父のことだけではなく、教会で語られたみ言葉のすべてを通して主は妻を招き、私たち夫婦のみならず若いふたりに与えられた新しい命までをも支え導いてくださいました。主は聖書に書かれた通りに先立つみ言葉を通してそのご栄光を現し、暗きに沈みこむことがないように明るくその道を照らし続けてくださる。そして真に畏れ敬うべきお方で、み言葉を通して従うべき道を示してくださるお方なのです。
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