あなたがたの解放の時が近い: ウイリアム・モーア 2009.11.29
ルカによる福音書21章25−28
◆人の子が来る
25:「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒
れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
26:人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気
を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。
27:そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、
人々は見る。
28:このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。」
【アドベント・待降節】
皆さん、開けましておめでとうございます。そうです、開けましておめでとうございます。実は、今日こそはキリスト教会の元日になります。つまり、今日のアドベント、すなわち待降節の第一主の日は教会暦年の元日です。
主イエス・キリストの存在と賜物は我々キリスト者にとって最も中心的事実ですので、私達の新しい年は今日のアドベントの第一の主の日から始まりです。
2009年11月29日 | カテゴリー: コリントの信徒への手紙一 , ルカによる福音書 , 新約聖書
感謝と信仰 ウイリアム・モーア 2009.11.22
ルカによる福音書17章11−19
◆十人のらい病人をいやす
11:イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。12:ある村に入ると、らい病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、 13:声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。
14:イエスはらい病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。
15:その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。16:そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。
17:そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。18:この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」19:それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」
【収穫感謝】
大昔から人間は神、あるいは神々から受けた恵みに感謝を表す必要性を感じて、色々な方法でその感謝を示しました。特に毎年、刈り入れの時、人は収穫を守って下さった神に感謝を表す気持ちが高まってきました。豊かな収穫を通して神様の支えと摂理に対して人は自然にありがたく思い、具体的な形でその気持ちを表現したかったのです。聖書にも収穫の初物を神に捧げる事によって、信仰をもって私達の先祖は感謝を表しました。
箴言にこの御言葉が記されています。
「それぞれの収穫の初物をささげ、豊かに持っている中からささげて主を敬え。そうすれば、主はあなたの倉に穀物を満たし、しばり場に新しい酒を溢れさせてくださる。(3章9−10)
人々は収穫の一部を神殿へ持って行き神様に捧げました。そしてその儀式を通して信仰者は個人的に、公的に神に対する恩を認め、頂いた恵みの為、感謝を表す事が出来ました。
言うまでもなく、今日の私達も常に神に感謝を表すべきであります。収穫の恵みの為だけでなく、日々の生活において主の全ての物質的と霊的恵みを考えると感謝の気持ちが私達から湧き出てきます。農業にあんまり携わらなくても、この秋の刈り入れ時、特に愛する神の大きな祝福と恵みを覚えて心から神に感謝します。ですから、今朝、共に神に対する感謝の意味と重要性を新たに覚えたいのです。
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神に倣う者となりなさい ウイリアム・モーア
聖書:エフェソの信徒への手紙4章25−5章2
◆新しい生き方
25:だから、偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。わたしたちは、互いに体の一部なのです。26:怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません。27:悪魔にすきを与えてはなりません。28:盗みを働いていた者は、今からは盗んではいけません。むしろ、労苦して自分の手で正当な収入を得、困っている人々に分け与えるようにしなさい。29:悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい。30:神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです。31:無慈悲、憤り、怒り、わめき、そしりなどすべてを、一切の悪意と一緒に捨てなさい。32:互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。5章1:あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。 2:キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい。
【ハロウイーン】
この10月31日、 アメリカからの帰りで私は関西空港から六甲アイランド行きのリムジン・バスに乗りました。丁度バスが六甲アイランド停留所に着いた時、窓からとても意外な光景を目にしました。それは十数人の小学生の仲間がハロウイーン・コスチュームの姿で歩いていた事です。ミイラや妖精、魔女、オバマ大統領、スーパーマンなどの姿で夢のように現れました。そして、旅の疲れや時差ぼけの影響で、それを見た瞬間、私はまだロサンジェルスにいて、日本に本当に帰っていないのではと錯覚してしまいそうでした。最近、日本でも10月31日のハロウイーンが流行ってきて、楽しい子供の祭りのようになりました。この世はだんだん小さくなるのだなーと思いました。
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2009年11月15日 | カテゴリー: エフェソの信徒への手紙 , ヨハネによる福音書 , 新約聖書
とこしえに揺らぐことがない者 ウイリアム・モーア
聖書:詩編15篇1−5
1:【賛歌。ダビデの詩。】主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り/聖なる山に住むことができるのでしょうか。2:それは、完全な道を歩き、正しいことを行う人。心には真実の言葉があり3:舌には中傷をもたない人。友に災いをもたらさず、親しい人を嘲らない人。4:主の目にかなわないものは退け/主を畏れる人を尊び/悪事をしないとの誓いを守る人。5:金を貸しても利息を取らず/賄賂を受けて無実の人を陥れたりしない人。これらのことを守る人は/とこしえに揺らぐことがないでしょう。
【主の日の礼拝】
今朝私達は神を礼拝する為にこの所に集って参りました。毎週、日曜日の朝ごとにここに集まる動機は色々あると思いますが、基本的に私達は恵み深い誠の生ける神を誉め讃える為に、暇だからではなく、心こめて主の日の礼拝に参加します。
この美しい世界と莫大な宇宙を無から創造し、全人類一人一人も貴重にお造りになりました。思い返せば、日々の生活が全能の神によって守られ、支えられる事にすぐ気付きますので、そういう神に感謝を持って主の御前に出たいのです。ですから、愛する神に感謝と讃美を示す目的で、今朝ここに集いました。何よりも、その為に私達は御言葉を持って讃美し、感謝のお祈りを捧げます。
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わたしは、あなたの住んでいる所を知っている ウイリアム・モーア
聖書:ヨハネの黙示録2章12−17
12:ペルガモンにある教会の天使にこう書き送れ。『鋭い両刃の剣を持っている方が、次のように言われる。13:「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。しかし、あなたはわたしの名をしっかり守って、わたしの忠実な証人アンティパスが、サタンの住むあなたがたの所で殺されたときでさえ、わたしに対する信仰を捨てなかった。 14:しかし、あなたに対して少しばかり言うべきことがある。あなたのところには、バラムの教えを奉ずる者がいる。バラムは、イスラエルの子らの前につまずきとなるものを置くようにバラクに教えた。それは、彼らに偶像に献げた肉を食べさせ、みだらなことをさせるためだった。15:同じように、あなたのところにもニコライ派の教えを奉ずる者たち がいる。16:だから、悔い改めよ。さもなければ、すぐにあなたのところへ行って、わたしの口の剣でその者どもと戦おう。17:耳ある者は、"霊"が諸教会に告げることを聞くがよい。勝利を得る者には隠されていたマンナを与えよう。また、白い小石を与えよう。その小石には、これを受ける者のほかにはだれにも分からぬ新しい名が記されている。」』
【マクドナルドで】
少し前、アメリカ滞在中に次男ポールの大学卒業式の為に南部のノースカロライナ州から北部のボストン市まで往復約3、000キロの旅をしました。長い旅ですから、コーヒを飲む為によく高速道路のマクドナルドに車を止めました。そして、ある朝早くの事ですがコーヒを注文すると、レジの請求がメニューに載ってある値段より、半分位安くなっていました。それはめったにない事ですから、不思議に思いながらでも、うれしくって、店の人に言わずにまず席に戻りました。でも、やはり私は安いコーヒーの理由が知りたかったのです。ですからコーヒのレシートをよく見ると、コーヒの代わりに「snrdrnk」と言う、分からない言葉が書いてありました。