2005年3月

恐れることはない。イエス・キリストは復活なさったのだ ウイリアム・モーア宣教師

2004年12月19日ウイリアム・モーア宣教師 

◆復活する
1:さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方にマグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。
2:すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。
3:その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。
4:番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。
5:天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、
6:あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。
7:それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」
8:婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。
9:すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。
10:イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」

【イエス・キリストは復活された】
 今日はイースター、すなわち復活祭です。この日に私達は世界の全てのキリスト者と共にイエス・キリストの栄えある復活を祝って、死から主イエスを蘇らせた愛する天の父なる神を賛美し、心から褒め讃えます。
間違いなく、イエス・キリストの復活は我々の信仰の中心的出来事になります。何故かと言いますと、もし主イエスがただ死んでしまった優れた人物であるならば、ずっと前に忘れられていた事でしょう。実は、世界の歴史の中で優れた人物は大勢いましたが、ほとんど皆はやがて忘れられてしまいました。しかし、イエスが現在まで世界中の人々に覚えられた理由は、確かに、主は唯一の全能の神の力によって蘇られて、今、生きておられるからです。ですから、今日、生きておられるイエス・キリストを祝っています。

使徒パウロは主イエスの復活についてこのようにコリントにある教会に書きました、「最も大切な事として私があなたがたに伝えたのは、私も受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてある通り私達の罪の為に死んだ事、葬られた事、また、聖書に書いてある通り、三日目に復活した事、ケファに現れ、その後十二人に現れた事です。次いで、五百人以上もの兄弟達に同時に現れました。」(コリント第一15:3~6a、)
使徒パウロが伝えた通りです。確かに、イエス・キリストの復活は「最も大切な事」です。特に、その当時、蘇られたイエスを目撃した弟子達には最も大切な事になりました。

2005年03月27日 | カテゴリー: マタイによる福音書 , 新約聖書