2021年04月25日「前向きに進もう」

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聖句のアイコン聖書の言葉

わたしは、キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、 何とかして死者の中からの復活に達したいのです。
わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません。何とかして捕らえようと努めているのです。自分がキリスト・イエスに捕らえられているからです。
兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。


しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。
新共同訳 サブ聖書ウインドウ No.1
だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』
フィリピの信徒への手紙 3章10節~14節、20節~4章1節

原稿のアイコンメッセージ

< 説教 アウトライン >
参照:ハイデルベルク信仰問答問 Q. & A. 43、45、52、115
説教者:ローレンス•スパーリンク(キリスト改革派日本伝道会宣教師)

中心的主張点:しっかりと立つ主の民は輝かしい賞を得るために前に向かってひたすら走り続ける。
序説: ヘブライ人への手紙10章24ー25節とコロナウィルス

1、過ぎた「コロナの一年」を振り返ってみるとたくさんの損失が確かにあった。
 イ、社会にも教会にも色々な損があった。
  a.感染して苦しむ、社会的騒動の激化、経済的損失、失業など。
  b.旅行の制限、家族の付き合いが困難に(病床見舞いすら)。スポーツ界の困難。
  c.交わりの制限と孤独、聖餐式なし、教会教育や伝道の困難。
 ロ、新しい社会形成の機会を失った。高齢少子化を打ち破るチャンス!国際 間の協力体制!
 ハ、恐怖とストレスによる心の病の増加が見られる (子供達にも!)。自死の増 加も。
 二、世界中に日本よりもはるかに深刻なところがたくさんある。
 ホ、造り主に立ち返る機会を失った?

2、失ってもいいもの、捨て去るべきものもある。
 イ、使徒パウロの場合は:自分の功績により頼むこととこれに伴ういろんなこだわり。
 ロ、私たちにとって:独り善がり、誤った信心、無神論「信仰」、富への愛着。
 ハ、主の御心に一致しない姿勢や態度とこれらに伴う行動。
 二、不必要なノルマ。亀裂や対立をもたらす自己中心や利己心。

3、大胆に新しい試みを「余儀なくされた」!
 イ、新しいワーク・スタイル、新しい予防接種開発への刺激となった。
 ロ、教会の想像的対応の数々が見られる。
 ハ、初めて生かされた「隠れた賜物」の貢献もある。
 二、場合によって驚きに成果が見られる!

4、賞を得るためにどうすれば良いだろうか。
 イ、主イェス・キリストによる救いの道を理解してこれに留まる。
 ロ、未完成の世界宣教に思い切って励む。
 ハ、新しい方法を積極的に取り入れて挑戦する。
 二、損したものの悲しみに夢中にならず、「エルサレムの再建」への貢献に挑  む。

決論: Stand firm, but don’t stand still!(しっかり立つこと、でもじっとするのではない!) 神の国の居場所があるので、恐れずに励むと 主の豊かな祝福が必ず与えられる。

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