2021年02月28日「黙っていられない」
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ルカによる福音書 18章35節~43節
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聖書の言葉
イエスがエリコに近づかれたとき、ある盲人が道端に座って物乞いをしていた。 群衆が通って行くのを耳にして、「これは、いったい何事ですか」と尋ねた。「ナザレのイエスのお通りだ」と知らせると、彼は、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と叫んだ。先に行く人々が叱りつけて黙らせようとしたが、ますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。イエスは立ち止まって、盲人をそばに連れて来るように命じられた。彼が近づくと、イエスはお尋ねになった。「何をしてほしいのか。」盲人は、「主よ、目が見えるようになりたいのです」と言った。そこで、イエスは言われた。「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った。」盲人はたちまち見えるようになり、神をほめたたえながら、イエスに従った。これを見た民衆は、こぞって神を賛美した。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』
ルカによる福音書 18章35節~43節
メッセージ
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<説教アウトライン>
聖書箇所:ルカによる福音書18章36−43節 説教題:黙っていられない
参照:ハイデルベルク信仰問答問 Q. & A. 56、60、117
中心的主張点:批判の声が賛美の声に変わっていくことを期待して、福音を伝え続けよう。
序説: 聖書の映画化から受けた刺激(The Chosen, season 1)
1、聖書に預かる有り様は幾つかある。
イ、読み聞かせたり、黙読したり、朗読劇にしたり。
ロ、断層を探る。表面も面白いが、驚くべき深さがある。だって、「神の御言葉である!」
ハ、五感と想像力を働かせる。
二、何れにしても、聖霊に助けていただき、主の御言葉として理解することを目指す。
2、この箇所を2回目説教する理由:その深みを分かち合う。
イ、先日開かれた宣教師の修養会で違う角度から見る機会が与えられた。
ロ、聖書釈義学を思いながら、まず、素直に言葉を目に、耳にする。
a. 福音書なら必ずイエス様に出会う。
b. 記録されている出来事のインパクトと反応に感動する。
c. 救い主に出会う喜びを知る。
ハ、御言葉の趣旨を思い、やはり、このお方が本当の救い主であると信じる。
二、心に染み込むようにゆっくりと瞑想する。
3、さらに深く入っていこう。
イ、当然ながら忘れてしまいがちな解釈の原則がある。
・コンテクスト・単語と文法・著者の目的、など
・聖書によって聖書を解き明かす(歴史の書、預言者の書、並行箇所)
ロ、当時の人々を思うとともに、自分自身をその場面に刺し入れてみる。
ハ、テーマに従って他の聖書箇所を参照にしてみる。
4、聖書の豊かさがあり、汲み取るべき「真珠」が多くある。
イ、戒め、教訓、知識、慰めと励まし、チャレンジ
ロ、近づいてきた神の国のゆえに悔い改めて信じ、弟子となって、福音を語り伝えていく。
決論:さげすまれた盲人を叱るが、十字架に向かう救い主に憐れみを思い切ってお願いすると救われた。これを見て、「さあ、私もこのお方に癒していただこう、従っていこう!」との思いに導かれたい。ここに人生の再出発がある。「イエスが深く憐れんで、その目に触れられると、盲人たちはすぐ見えるようになり、イエスに従った。」マタイによる福音書20章34節